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工房恵福:とっても貴重なニホンミツバチのハチミツ「百花蜜」の繊細で自然な甘みは、まさに夢心地。ビタミンやミネラルも豊富で健康的(長野県上田市)

更新: / 公開: 2018年9月20日 / 文責:

ティースプーンを取り出してハチミツをすくい、垂れこぼれないように注意しながら、ぺろーり、きれいになめとると口の中に優しく繊細な甘みが伸びやかにじんわり広がっていきます。夢心地の甘みをゆっくり味わうと今度はさらりとさわやかな後味が広がります。べっこう色の深い色合いを光にかざすと黄金色に輝くこのハチミツは「にほんみつばちの百花蜜 百花momoka」(100g/時価)です。

この宝石のようなハチミツを生産しているのは、上田市で工房恵福を営む養蜂家の松永恵介さん。自宅にうかがったときに「庭においで」と促されて付いていくと、家庭菜園を兼ねた庭に巣箱が3つ置いてあり、ハチが頻繁に出入りしていました。木の箱が3段重なった状態の重箱式と呼ばれるニホンミツバチの巣箱です。上田市街地に近くの住宅街にニホンミツバチが営巣していることに驚きました。どこまでミツを取りに行っているのか尋ねたところ、「はっきりしたことはわからないけど庭の花ではないと思うよ。ニホンミツバチたちは花蜜を求めて2.5kmは飛ぶっていうから」と柔和な声で教えてくれました。

にほんみつばちの百花蜜 百花momoka

にほんみつばちの百花蜜 百花momoka

「ニホンミツバチ(日本蜜蜂)」は、古来から日本にいる在来種です。これに対して「セイヨウミツバチ(西洋蜜蜂)」は、ヨーロッパやアフリカ・中央アジアなどを原産地とする外来種で、明治時代に養蜂のために輸入されたとのこと。

国内に流通しているハチミツの約90%(平成29年度)が輸入ですが、さらに残りの国産のほとんどは “セイヨウミツバチ” によるもので、ニホンミツバチの流通量は全体の0.5%足らずだとも言われます。一箱あたりの収穫量も、セイヨウミツバチに比べて1/5~1/10程度と大変に少ないので、それはそれは貴重な幻のハチミツなのです。

ニホンミツバチは、樹花や花々など多くの種類の花蜜を長期間にわたって集める特徴があります。このように複数の花から採蜜されたハチミツのことを「百花蜜」と言います。

対してセイヨウミツバチは、例えばレンゲやアカシアなど1種類の植物を蜜源としていて、このはちみつは「単花蜜」と言います。

重箱式の巣箱

重箱式の巣箱

松永さんは、良質な花蜜を求め、ご自宅だけでなく、上田市周辺の山々を巡って最適な場所の何ヶ所かに巣箱を置いています。そのため百花蜜は、土地や季節によって蜜が採取される花が異なることから、それぞれの地域地域で違う、その土地ならではの特有の味を生み出します。まさに、momokaは「上田のハチミツ」なのです。

「ニホンミツバチは冬を乗り切るため、花がある間にせっせと花蜜と花粉を集めてるんだよ」(松永さん)

複数の花の蜜のブレンドである百花蜜の味わいは濃厚で芳醇でありながら繊細。糖など余計なものを加えたり、処理はしていないので自然の味そのものです。少し値段が高めに感じるかもしれませんが、それこそが美味しさと安全の証と言えるのかも知れません。

ハチの巣

ハチの巣

さらに注目なのは、その栄養価!  百花蜜には「ロイヤルゼリー」が自然に含まれていて、古来から滋養に富んでいるとして珍重されてきました。糖分はブドウ糖と果糖で、消化や新陳代謝など人間が生きていく上で欠かせない酵素、ビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、その栄養価は世界一とも言われています。

松永さんにオススメの食べ方を尋ねると「ヨーグルトにかけるのがいいよ〜。料理や飲み物にも使えるしね。うちには砂糖がなくて百花蜜を使っている。最近はナッツ類の百花蜜漬けを試しているよ」とのこと。そして、こんな耳寄りなお話しも。

「ふつうは秋に蜜を絞るんだけど、絞らずに越冬させて春先に絞ることもある。この蜜は秋に絞ったものとは比べものにならないくらい濃い黄金色で優しい甘さとコクがあって美味しいんだよ」(松永さん)

さらには、こんなアドバイスも……

「ハチミツが結晶化してジョリジョリしちゃうことがあると思うんですが、そうなってもハチミツの美味しさには、まったく変わりはありません。むしろトーストに塗りやすいかもですね。それでも結晶を溶かしたいときには、ゆっくり弱火で湯煎にかけるといいよ」(松永さん)

巣とハチミツ

巣とハチミツ

1匹のハチが生涯に集めるハチミツの量は、ティースプーン一杯と言われています。その蜜源となった花が咲き乱れ、ミツバチたちが飛び回っている姿を想像しながらいただくハチミツは、この上なくありがたい恵みであることを実感しますね。

※パン提供:クリシェ

「にほんみつばちの百花蜜 百花momoka」販売店

  • Natural&Vegetable Shop のうのう(長野県上田市保野292-2)
  • クリシェ(東御市鞍掛949-2)
  • さかき地場産直売所「あいさい」(坂城町大字中之条56‐7)
  • 直売所 浅間のかおり(小諸市御影新田493-1)
お店からのヒトコト

養蜂を始めたのは9年ほど前です。友人からやってみないかと持ちかけられ、軽い気持ちでニホンミツバチを譲り受けたんですが、飼い始めてから、これに「はまった〜」んですね。養蜂は、大変に面白く癒され、実に奥深いものなんです。その魅力と美味しさを、多くに人にお届けできたら嬉しいと思います。

工房恵福代表・松永恵介

住所 上田市上田原1818-1
TEL 0268-22-6804 / 0268-22-6804 (携帯)
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