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Localbench ローカルベンチ:古くからのフランス製法で焼いた信州産小麦の風味がいきるパンは、吸収しやすく体に優しい!(長野県東御市)

更新: / 公開: 2018年8月22日 / 文責:

東御市の滋野駅の近く、家々が集まる集落の中に「Localbench (ローカルベンチ)」さんがあります。

イタリアの田舎町にあるパン屋さんを思わせる可愛らしいお店で、信州産の小麦と古くから受け継がれてきたフランス製法を用いたパンを焼いています。

2010年に開業して早8年。今では多くの人に親しまれています。私もよく仕事帰りなどに立ち寄っていますが、いつも定番でいただいているのがイタリア系田舎パンの「信州トスカーノ」(430円)と、パニーニやフォカッチャなどの食事パンか、時には「塩あんぱん」(190円)などの甘めのパン。

イタリアを思わせる可愛いお店

イタリアを思わせる可愛いお店

ちょうど小腹の空いているときに車の中でほおばるのが至福のひと時なんです。

外カリッ中モチッの信州トスカーノ

外カリッ中モチッの信州トスカーノ

信州トスカーノは、外側のカリカリっとした香ばしさと中の軽い食感が心地よく小麦の香りが広がります。店主の中嶋厚志さんによると、地粉の甘味を引き出すためにやわらかい生地を一晩かけて発酵させているので、もっちりとみずみずしいパン生地の旨味と香ばしさのコントラストが楽しめるのだそうです。


飲食業界のスタートは、なんとフランス料理だったという中嶋さん。それは、まさに外食の、そしてグルメの王道です。

ただ、そんな中で日々を過ごすうちに、「自分が作りたいのは、生活に密着した日常的な食べ物だな」ということに気づいたそうです。そして、そこにあったのがパン!  縁あって、天然酵母パンの草分け的な存在である「ルヴァン」の信州上田店の立ち上げに関わることになります。

それまでの経験を生かしてパン店に併設されたレストランで食事も提供することになった中嶋さんは、上田市周辺の食材が秀逸なことと、そこに優れた生産者さんがいることを知ることになります。そして、経験を積むごとに、自分オリジナルのものを作りたいと思うようになったそうです。

レトロな雰囲気の店内

レトロな雰囲気の店内

その頃、東御市はワインに力を入れ始めていて、玉村豊男さんのヴィラデストワイナリーや小山英明さんのリュードヴァンなどが設立されていました。中嶋さんはこのお二人の志にひかれて、ワインがあるなら、それに合うパンを提供しよう! ということで、東御市での独立開業に決心したそうです。


ローカルベンチさんのパンといえば、信州トスカーノのほかにも、シンプルに美味しいバゲット「信州パリジャン」(460円)、中はモチモチで噛むほどに味わいが楽しいカンパーニュ「信濃ミッシュ」(1/4・400円)、ふんわりとして耳まで味わいのある山型食パン「滋野ブレッド」(1山360円)、ほんのりした甘みと香ばしさがマッチしたバターロール「信濃リッチ」(160円)、国産バターのみ使用でサクサクもちもちの「手織クロワッサン」(240円)  などが定番です。

滋野ブレッド

滋野ブレッド

その特長はと言うと「ルヴァンのように風格のあるオーラのあるパン作りをベースに、より親しみやすく、さらに体に吸収しやすい優しいパン」だと中嶋さん。小麦に含まれるグルテンはたんぱく質で構成されていますが、たんぱく質は、そのままでは体に吸収されず、アミノ酸などにまで分解されてから吸収されます。なので、小麦粉こねたときに、そのグルテンをうまく引き出きだして熟成させてアミノ酸に分解させることで、体に吸収されやすいパンになるのだとか。それが中途半端だと、グルテンが残って体に負担がかかってしまいます。

手織クロワッサン

手織クロワッサン

吸収されやすいことで、食べたときにスーッと入って美味しく、胃に入ってしばらく時間がたっても後から重く感じることがない、体に優しいパンになるのです。

「年齢を重ねたせいか自分も胃がけっこうデリケートなんですよ(笑)。なので最初は、そんな自分の体に合うパンをと考えたんですが、思い通りのパンが焼けずに失敗の連続でした。自分のパンだと自信を持って言えるようになったのは最近ですね。」
(中嶋さん)

「疲れたときに食べて元気になってもらいたい」という思いを込めて中嶋さんは毎日、小麦粉を練っています。


季節の食材を使った調理パン

季節の食材を使った調理パン

東御市の土地が持っているポテンシャルをパンを通して伝えたい、プラス季節感も届けたいという中嶋さんの想いからローカルベンチでは、ヨーロッパの家庭料理を参考に地元の野菜や果物を使ったフォカッチャやパニーニ、キッシュなどの調理パンも提供しています。これがまた、さすが元シェフの経験を生かして味わい深いんです。

「本場フランスの技術を追随しながら、染み渡る味わいと手づくりの温もりを大事にしたパンづくりを心がけています」
(中嶋さん)

将来的には、食事とパンで食卓の温かさを届けるスペースも提供していきたいと語る中嶋さん。今から、とっても楽しみです。

そのほかのローカルベンチのパンたち

いつ会えるかは中嶋さんの気持ち次第です。

  • 食事パン
    信濃フリュイ(フルーツ類を信州産の白ワインでふやかしてからライ麦のパン生地に混ぜ込んだもの)/田舎風の豆と野菜のパニーニ/夏野菜のパニーニ/ハムとチーズとトマトのパニーニ/ハムとドフィノア(ジャガイモのグラタン)のパニーニ/ハムとほうれん草とチーズのパニーニ/菜花とアンチョビのピザ/ボロネーゼ(自家製ミートソースとトレビスの酢漬け)/ハムと野菜にんじんサラダのバゲットサンド/ハムと酢漬け野菜のバゲットサンド/トマトのバゲットサンド/ポムドベール(ジャガイモのクリーム煮とハム)/豆と野菜のトスカーナ風おやき/自家製野菜のカレーパン/鶏ごぼうのパン包み焼き/ポム・ド・テール(フランス風ジャガイモのクリーム煮)/ポム・ド・ベール(フランス風ポ
    テトグラタン)/洋風きんぴらゴボウとトマトのサンドイッチ/お肉のパテと酢漬けニンジンのサンドイッチ/ソーセージと新玉ねぎのアンダルシア(赤ピーマンソース)/カリフラワーとトマトのチーズクロワッサン  ……etc.
  • ちょっと甘め
    ボンボローネ(イタリアの揚げパン・カスタード入)/ショコラ・オランジュ/アーモンドオランジュ/抹茶ショコラ(ロールデニッシュ)/ルバーブとバナナのクイニアマン/リンゴのアーモンドクロワッサン/ふきみそのスティック/田舎風リンゴパイ/ホイップサンド/あんずのデニッシュ/シナモンロール/夏いちごとブルーベーリのクワルク焼き/もろこしベーコン/きなこ揚げパン/クルミレーズン ……etc
お店からのヒトコト

開店から8年、東京から長野に拠点を移してからも、おかげさまで多くの皆様にご愛顧をいただき、大変にありがたいことだと思っています。今後もよりいっそう多くの皆様の心に留めていただけるように精一杯パンを焼いていくつもりです。そして、一過性ではなく本当に必要だな、価値ある店だなと思ってもらえるように、自分を成長させていきたいと思います。
ということで、まずできることから。ショップカードを作りました。簡素なカードですが、気に入ってます。お手に取っていただけるとうれしいです。

店主・中嶋厚志

住所 長野県 東御市滋野乙950-3
TEL 0268-62-5226
営業時間 11:00~19:00(土のみ~18:00)
※売切れ次第閉店
休日 日・月曜日 ※臨時休業、不定休あり
駐車場 3台
Facebook https://www.facebook.com/Localbench-566139433458080/