ミチシルベからこんにちは!【自閉症って?編】
信州上田市内もすっかり桜の季節が終わり、昼は汗ばむほどの陽気になってきましたが、皆様いかがお過ごしですか。
一般社団法人「ミチシルベ」のスタッフ、ながぐつです。
個人的には毎年、春は体調は良くなってくるのですが、環境の変化に敏感なのでちょっと情緒不安定です。
熊本・大分の地震のニュースを見ては、心を痛めています。ちょうど5年前、私の夫の両親も宮城で被災していますので、他人事とは思えません。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
さて、去る4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」でした。
「自閉症って何?」と問われると、とてもこのコラムでは説明しきれませんし、私は専門家ではないので詳しくは上記の公式サイトをご覧頂けるとありがたいのですが、簡単に言ってしまえば発達障がいの一種です。
以下、私が理解している範囲で書きますが、自閉症の中には「高機能自閉症」「低機能自閉症」「アスペルガー症候群」などの分類があります。ただ、これらはそれぞれ別の障がいではなく、程度の違う一連の症候群として「自閉症スペクトラム」という診断名がつくことも多くなってきました。
…すみません。話が難しくなりました。私の言いたいことは、
「『自閉症』っていう言葉ってどうよ!?」
ってことなんです。
この、症状を的確に表していない名称のせいで、日本では長い間、自閉症と社会的ひきこもりが混同されたり、「自閉症になるのは母親の育て方のせいだ」などというとんでもない説が流れたりして、自閉症児・者やそのご家族をますます苦しめていると思うのです。
確かに自閉症児・者はコミュニケーションが不得意という特徴はあるのですが、だからといって一概に無口な訳ではなく、むしろ人が大好きで関わるのが大好き、という人もたくさんいるのです。
実際、私は典型的な後者のタイプの自閉症スペクトラムの人(娘です)と暮らしています。
私の義母も、「自閉症っていったら、全然しゃべれないのかと思ってたけど、テレビとか見てたら、そうじゃない人もいるのね~」と言っていました。
我が家の場合は、孫の発達障がいをありのままに受け入れてくれる家族で、本当に恵まれていると思います。
「統合失調症」や「双極性障がい」のように、時代によって呼称が改正された例があるように、「自閉症」「自閉傾向」っていう言葉も、もう少しわかりやすい日本語に変えられないものですかねぇ…。
たぶん、世の中の偉い方やいろんな立場の方が、既に検討して下さっているのだとは思うのですが。
いいアイディアがありましたらぜひお知らせ下さい!
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