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うつわの店 醉器:陶磁器、ガラス器、漆器のぐい吞み・皿・カップなどのお気に入りが見つかる小さなお店。心の贅沢しませんか(長野県軽井沢町)

更新: / 公開: 2015年7月8日 / 文責:

軽井沢の旧軽銀座通りを抜け、つるや旅館から二手橋を通って、見晴台へ向かう道を上り始めると、あの喧騒が嘘のように静寂に包まれます。途中を右の脇道に入り、木々のマイナスイオンを浴びながら、別荘が点々と建つ中を、しばらく行くと、「醉器」(※ 常用される漢字で書くと「酔器」ですね) という小さな看板のある駐車場にたどり着きます。その先の右にある、ごく普通の一軒家が「うつわの店 醉器」さんです。

お店に入ると、そのスペースは玄関先のほんの2畳ほど。でも、並べられた様々な色合い・風合い・形の陶磁器、ガラス器、漆器、木工品を見渡すと、なんだかワクワク惹きつけられるんです。

今日は、やはり毎日の晩酌に使う酒器のお気に入りを見つけたいと思って来たのですが、、その色、デザイン、肌触り、重さなどは、まさに千差万別! 同じ作家さんであっても二つとして同じ器はありません。でも、なんやかんや選んでいるときって、何か楽しいんですよね。

こうして私が求めたのが、岩手県出身、埼玉県在住の陶芸家・鳥居明生さんのフリーカップ(3,800円)でした。薄いブルーの地に同色の濃淡で描かれた幾何学模様がウキウキさせてくれる一方で不思議に落ち着きを感じるのです。

最後まで迷ったのは、英国生まれ、笠間市在住の陶芸家・ロイ・マーティンさんのぐい吞みと長野県小諸市生まれ、上田市在住の銅工芸作家・ブリキや彰三(佐藤彰三)さんのお猪口でした。ロイさんのぐい呑み(3,240円)も幾何学模様とアンバランスなフォルムが楽しく、また、彰三さんの銅板を手でたたいて作り出したと いうお猪口(4,860円)は、まったく趣が違う朴訥で男気を感じる風合いが魅力だったのですが、最後はビビッとくるシンパシーみたいなものを感じて決めました。
確かに、その夜の晩酌は美味しかったな~。器が生み出す効果は絶大でした。

「私自身、器が好きで、自分の気に入った器で飲んでいます。お酒によって器を変えたりもします。それと料理もするんですが、メニューによって、盛る器を選んでいます。器によって、見栄えも違えば味も違います。作りながら、どの皿に盛ろうかな~などと考えているときが至福の時なんですよ。忙しい毎日の生活の中で、そんな時間があってもいいと思うんです」

とご主人の二宮功さん。

確かに、季節や天候などによって器を選ぶことでも、食卓が華やかになり、普段の生活に潤いと活力が生まれるような気がします。もちろん器は100円というわけにはいきませんが、でも、ちょっとお金を足すことで、とっても豊かな時間が得られる、それは、いわば心の贅沢なのかもしれません。ベンツは買えなくても心の贅沢はできるんですよね。

そして、自分のためにだけではなく、お客様が来たときに相手に合った器を選ぶなど、その心遣いや、おもてなしの気持ちが込めることもできます。

千葉県にご自宅がある二宮さんは、IT産業の先駆けとして、大手インターネット会社の草創期に携わり、現在のネット社会の礎を築いた中のお一人なんです。まさに、私たちは今、その恩恵に預かっているわけですが、そんな二宮さんが50歳代半ばを過ぎた2015年5月3日に、ここ軽井沢に醉器をオープンさせました。

「長年、インターネットのサービスを提供する会社に勤務していましたが、日進月歩の業界ですから、若い人に任せてもいいかなと。そして、これからはバーチャルな世界とは裏腹に、器という形ある世界を提供したいと考えたんです。と言っても、自分が楽しいと思っていることを、皆さんにお伝えするだけなんですけどね」

と二宮さん。

醉器さんでは現在、ご紹介した方以外にも下記の作家さんのぐい呑み、ロックグラス、ワイングラス、カップ、片口、徳利、盃、コップ、ワインオープナーなどを取り扱っています。
陶磁器:梅乃瀬窯、沖誠、清水なつ子、工藤真人、村山大介、松田窯、馬場商店、HASAMI/ガラス器:海馬、橙、野田マリコ/漆器:三義漆器店、香田和義、木下富雄/木工:GOOD RUSTIC/キッチン用品:FD STYLE

そうそう、帰り際、色鮮やかな野田マリコさんのドロップ角皿(7,800円)や地元・東御市の橙さんの可愛らしい野の花小瓶(2,160円)が気になったんです。妻の好みなんじゃないかな~って。今度、いっしょに店を訪れたいと思います。

お店からのヒトコト

二宮功さん

私と陶器の出会いは40歳を過ぎた頃愛媛県の作家・池本忠義さんの魚を描いた優しくて暖かな器でした。以来、少し欠けても使っています。

器は、特別なものではなく、身近なもの。飾るのではなく、実際に使っていただきたいと思うんです。形、大きさ、肌触りなどなど、それを前提に作っているのですから。使って心地よい器を見つけてください。年数がたつと表情も変わってきます。

料理番組やグルメ番組を見ると、どうしても器に目が行ってしまいます。料理は美味しそうだけど、器が残念(笑)とかね。逆に、器に合わせた料理を考えるのも楽しいかもしれませんね。

そんなお話をするだけでも、良かったらお店に遊びにおいでください。お待ちしています。

二宮功

webサイト うつわの店 醉器 ( http://swhiky.com/ )
TEL & FAX 0267-41-0161
住所 長野県軽井沢町大字軽井沢字北聖沢5-29
営業時間 10:00 〜 17:00
定休日 不定休
※ メールでのお問い合せ・ご質問等はこちらから送信できます。

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