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【上田映劇情報】6月1日より上映再開! オープニング・ラインナップの一つ『ようこそ、革命シネマへ』は、映画産業が崩壊したスーダンで、映画館復興に動く老映画人たちのドキュメンタリー 〜6/12

公開: ( ※ 古い情報です ) / 文責:

上田市の映画館・上田映劇さんでは、新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じながら6月1日(月)より上映が再開されています。オープニング・ラインナップは次の3作です。

◎『わたしは光をにぎっている』[2019年/日本/カラー/96分]※信濃町ロケ作品(詳しくは → コチラ
◎『春を告げる町』“しかし、本当の復興とは何か?”[2019年/日本/130分](詳しくは → コチラ
◎『ようこそ、革命シネマへ』[2019年/フランス=スーダン=ドイツ=チャド=カタール/アラビア語/ビスタ/97分]

いずれも “大切な場所” と出会い、向合い、または奪われ、取り戻そうとする人々を描いた素敵な作品たちです。上田映劇はこの作品たちとまた少しずつゆっくりはじめていきたいと思います。(上田映劇)

■『ようこそ、革命シネマへ』[2019年/フランス=スーダン=ドイツ=チャド=カタール/アラビア語/ビスタ/97分]
“ もう一度、愛する映画を、みんなで。”
表現の自由が奪われ、映画産業が崩壊したスーダンで、映画館復興に向けて動き出す老映画人たちの物語!

[解説]
スーダン独立(1956年)直後、1960〜70年代に海外で映画を学び、スーダンで映画作家となった人物たちがいる。イブラヒム・シャダッド、スレイマン・イブラヒム、エルタイブ・マフディ、マナル・アルヒロの4人だ。彼らの作品は海外でも高く評価され、切磋琢磨しあう仲間たちだった。1989年、映画製作集団「スーダン・フィルム・グループ」を設立するが、同じ年に軍事独裁政権が誕生し、言論の自由をはじめ様々な表現の自由が奪われる。かつて彼らが作った映画も発禁処分にあい、思想犯として拘禁されたり、国外への亡命を余儀なくされていた。時を経て、4人は母国で再会を果たすが、スーダンの映画産業はすでに崩壊し、かつてあった映画館もなくなっていた。彼らは映画館の復活を目指して行動を開始する。公共の場での映画上映は、スーダンでは困難を極めるものだったが、たとえ何かを犠牲にしたとしても映画への愛を貫くことに決めたのだ。これまでの苛酷な人生と同様、様々な障壁にぶつかりながらも、冗談を飛ばし、陽気に笑い合いながら、力を合わせていく4人の映画人たち。彼らが失ったもの、そして作りたいと願った映像を通して、愛する国の美しさや恐怖が浮き彫りになっていく。
[あらすじ]
2015 年、スーダンの首都ハルツーム近郊。度重なる停電により、すでに何日も電気は復旧しないままだった。イブラヒム、スレイマン、エルタイブ、マナルの4人は、暗闇に乗じて映画撮影の真似事を始める。それは、アメリカ映画史に残る傑作『サンセット大通り』の名ラストシーンだった。すでに還暦を過ぎた4人は、スーダンで映画作家として活躍していた45年来の友人だ。1989年、独裁政権の誕生により映画産業が崩壊し、長らく離散していたが、母国に戻り再会を果たす。郊外の村を訪れて細々と巡回上映を続けていたが、長年放置されていた屋外の大きな映画館の復活を目指して動き始める。映画館主や機材会社と交渉し、街の老若男女に観たい映画のアンケートを取り、着々と準備を進めていくのだが……
〔出演〕イブラヒム・シャダッド、スレイマン・イブラヒム、エルタイブ・マフディ、マナル・アルヒロ、ハナ・アブデルラーマン・スレイマン
〔原題〕TALKING ABOUT TREES
〔日本語字幕〕稲田嵯裕里 〔アラビア語監修〕岡崎弘樹
〔協力〕ワールドシアタープロジェクト、日本国際ボランティアセンター、関広尚世
〔提供〕アニモプロデュース、朝日新聞社
〔配給〕アニモプロデュース
© AGAT Films & Cie – Sudanese Film Group – MADE IN GERMANY Filmproduktion – GOÏ-GOÏ Productions – Vidéo de Poche – Doha Film Institute – 2019

◎公式サイト→ コチラ

《上映期間》
6月1日(月)〜12日(金) ※6月4日・8日は休館日
《上映時間》
6月1日(月)〜5日(金) ①9:30〜11:07 ②18:35〜20:12
※以降の時間については上田映劇のホームページでご確認ください。

■新型コロナウイルス感染拡大防止策について → コチラ
■インターネット上で映画鑑賞ができる「仮設の映画館」→ コチラ

上田映劇
  • 【料金】
    • 1,900円/大学生1,000円/高校生以下500円/3歳未満無料/シニア(60歳以上)1,200円
    • ファーストデー(毎月1日)1,200円/映画の日(毎月15日)1,200円/サービスデー(毎週水曜日)1,200円/フレフレ割(不要になった書籍・CD・DVDを計5つ以上を寄付した当日)1,200円/リピーター割引(1,900円の半券持参)1,100円/パートナー50割(どちらかが50歳以上)2,400円(2名で)/障がい者割引1,000円
    • ※シニア、大学生、パートナー50割は証明書を提示
    • ※書籍・CD・DVDはISBN(バーコード)が入ったもの。ISBNの入っていない書籍、百科事典、コンビニコミック、漫画雑誌、一般雑誌は不可
  • 【所在地】
    • 長野県上田市中央2-12-30
  • 【問い合わせ】
    • TEL.0268-22-0269