観測開始から観測史上もっとも暑かった2015年まで、135年間の地球表面温度の変化を30秒にギュッと凝縮した映像。
2015年は、過去の記録と予測を大幅に上回り、観測史上もっとも暑い年だったそうです。
産業革命以前に比べて地球表面の温度変化を2度未満に抑えないと、取り返しの付かない状態に陥るとよく言われていますが、2015年の時点で1℃上昇したことになります。近い将来、この2℃というしきい値を超える可能性が高く(数年前の予測では、確か2027年と言っていたような気がしますが、早まりそうですね…)、今では超えた後、どのように対処していくかという議論に移りつつあるようです。
また近年、太陽の活動が弱まっているために、2030年頃から小氷河期に入る可能性があるという研究報告も出ていて、温暖化がこのような氷河期を緩和できるかもしれない!というような話もあったり。。
気候は基本的には人が関与できるようなものではないので、このような情報に一喜一憂しても仕方ない面はありますが、温室効果ガスの排出は極力おさえていきたいところ。
シェールガス革命により、原油価格も下がっていて、ピークオイル論も少々忘れられつつあるように感じてしまいますが、実際にはピークを大きく遅らせるほどの影響は与えないだろうと言われています。石油がこれだけ安いと、気軽に使ってしまいますが、このような状況は一時的なものなのでしょう。
地下にある炭素を地上に持ち出すと空気中にCO2が増えますが、地上の炭素(木など)を燃やしても、地上にある炭素の総量は変わらないので、森だらけの信州では、木質燃料を手軽に活用できる仕組みを築けると良いですよね。
では、NASAが公開した地表温度変化の動画です。
参考 : http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_wld.html
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