知っているようで、実は知らなかったこと。正しい「家電のリサイクル」を学べるサイト「ニッポン家電リサイクル検定」
買い替えや、故障などで家電を処分しなければならない時、困ったことありませんか?大きなものであれば、もうそれだけで憂鬱になってしまいます…。
家電にかぎらず、何でもそうなんですが、買う時よりも手放す時の方が大変。だから、できるだけ長く大切に使いたいけど、LCAを考えると、買い換えたほうが製品ライフサイクル全体での環境負荷が少ない製品があるのも事実。
ヒートポンプ系の製品(エアコン、冷蔵庫など)などは製造時よりも運転期間の方が負荷が大きい上に、エネルギー効率化技術の進歩も早いですよね。
そういえば、LCAで一つ思い出したことが。。トヨタのハイブリッド車プリウスが発売された頃、「環境に対する負荷がマイナスに転じるのは走行距離が17万キロを過ぎてから」という評価が公表されたことがありました。結局、クルマなどは製造時の負荷がとても高いので、長く乗れば乗るほどエコ、ということになります。
( ※ LCA(ライフサイクルアセスメント): 製品の資材調達から、使わなくなって処分する(再利用も含む)時までの環境に対する負荷の評価や、その手法のことを指します。)
さて、そんな家電の処分に直面したときに、頭の片隅に覚えておくと買い替えやリサイクル時の役に立つ知識が学べるウェブサイトが「ニッポン家電リサイクル検定」です。
実際にやってみると知らなかったこともありました。家電リサイクル法の対象となっている製品(2016年現在 : エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)に関しては、使わなくなった製品を処分する(買い替えではなく処分のみ)際には、販売したお店に引き取りの義務があり、仮に遠くに転居してしまい、購入したお店に依頼できなくても、『購入したお店は、会社単位で考える』そうで、支店があるようなお店であれば、最寄りの支店で大丈夫なのだそうです。
「ニッポン家電リサイクル検定」、家電を処分する予定がなくても、一度やっておくと、イザという時に役立つと思いますよ。
コラムニストのプロフィール : しーし・モグエル
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