都会の元OL、信州移住で薪ストーブと出会う(3)〜焚き付けの工夫〜
軽井沢の冬景色です。前回のコラムから半年が過ぎ、季節はすっかり冬となりました。我が家の薪ストーブも「今でしょ!」とばかりに、働いてくれています。
これまで書いてきましたように、薪ストーブはまさに「ザ・スローライフ」なアイテムです。燃料の準備やら何やらで、いろいろ手間がかかるわけですが、そこを惜しんではいけません。
そう、それは分かっている。分かっているのだけれど!
「やっぱり部屋は早く温めたい!!!」のであります。
薪というものはそもそも、そう簡単に燃えてくれません。ガスバーナーで火を噴きつけてもダメ。新聞で火種を作ってもダメ。それで通常は薪を更に細く割ったものを用意するのですが、それを作るには薪割りの手間がかかりますし、買うととても高いものになります。
という訳で、いろいろググッて調べたところ・・・人によって様々な焚き付けの工夫がある事を知りました。
そして試行錯誤の結果、私個人として選んだ焚き付けアイテムは以下の4つになりました。
1. マッチ(1本)
2. 着火剤(石油系でないもの 1個)
3. 牛乳パック(1リットル1本を切り開いたもの)
4. 木ノ皮(5センチくらいの幅で一枚)
これらのおかげで、細割の薪がなくても、なんとか焚き付けが出来るようになりました。四苦八苦していた最初の頃は、焚き付けのためにストーブに付きっ切りで30分もかけていたのですが、今ではそこまで時間もかからなくなりました。
手順としては、まず薪2本を組んで、その下に着火剤を置きます。次に牛乳パックと木の皮を薪の間に挟み込みます。そして着火剤にマッチで点火。様子を見ながら薪を追加していきます。
ちなみに薪の組み方も、同じ方向に並べるのではなく、交互に組み合わさるように山形に積み重ねた方が、しっかり火がつくようです。
牛乳パックは新聞よりも火持ちがいいので、焚き付けには必須です。木の皮は薪を注文する時に頼んで、木っ端と一緒に持って来てもらっています。薪屋さんにとってはゴミですから、頼みやすいです。
更に早く温めたいという時は、最後の手段としてベリーブリケットというおがくずを固めたものを薪に混ぜています。これは早く火が着いて火力も強いので、ストーブの中の温度が早く上がります。
ここまでの手順を組み上げるのに数年・・・。でもまだ、時折うまく火を大きく出来ないことがあります。とほほ・・・。
焚き付けのコツは、人それぞれなので、またいろいろ検索して研究していきたいと思っています。