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講演会「遺伝子組み換え作物が危険な理由」開催 @佐久市望月 4/21

更新: / 公開: 2013年4月8日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:

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3月9日(土)の東御市サンテラスホールでの『モンサントの不自然なたべもの』上映会には、予想以上の皆さんが来場し、遺伝子組み換え作物に対する関心の高さを知ることができました。
そして、映画に衝撃を受けた佐久市の農家さん―アトリエノマド・春日自然農園・くさぶえ農園・はじまる飯店・藤井農園・ゆい自然農園―が「佐久市に遺伝子組み換え作物を作らない会」を結成し、活動を始めました。

その第1弾として、フリージャーナリストで遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表の天笠啓祐さんの講演会が佐久市望月で開催されます。

■ 講演会「遺伝子組み換え作物が危険な理由
 ~子供たちの未来を守るために知っておきたいこと~」

【日時】
4月21日(日) 14:00~16:00
【場所】
佐久市駒の里ふれあいセンター(佐久市役所望月支所隣)
【入場料】
前売券500円/当日券800円(小学生以下無料)
【申し込み・問い合わせ】
TEL.090-3561-0845/FAX.0267-53-5765
kasuganouen@sas.janis.or.jp(柳秀樹さん)
★託児あり(3歳以上1人300円で要予約)

(以下、パンフレットより)

●遺伝子組み換え作物をもっとも多く輸入している国は日本です
1996年に遺伝子組み換え作物(GM作物)の栽培が始まり、現在その耕地面積は世界の耕地面積全体の10%以上になります。そのGM作物をもっとも多く輸入している国が日本です。トウモロコシ、大豆、ナタネ、綿、パパイヤで、パパイヤを除き大半が植物油か家畜の肥料となっています。
ナタネと言えば菜種油、大豆と言えば豆腐や納豆、味噌を想像しますが、マヨネーズや菓子など多くの食品の原材料にGM作物が使われています。知らずに、ほとんど毎日GM食品を食べていますが、その実感がないのはなぜでしょう。それは表示がないからです。
GM作物を原材料として使っていても、組み込まれた遺伝子やその遺伝子が作るたんぱく質が製品の中に残っていない油や醤油には表示義務がありません。
また、全原材料に占める重量の割合が上位3位までのもので、かつ原材料に占める重量の割合が5%以上のものは表示義務がありますが、5%未満のものには表示義務がありません。従って、同じGMダイズからつくられた味噌が、日本国内では「遺伝子組み換え大豆不使用」と表示され、欧州では「遺伝子組み換え」と表示される事態が生じています。欧州では0.9%以上は表示義務があるからです。

●日本国内でもすでに遺伝子組み換え作物の自生が広がっています
単に輸入品だけではなく、日本国内においてもGM作物の栽培が発覚したり、博多港や四日市港などGM作物が陸揚げされた港付近では、GM作物の自生の広がりが確認されています。輸送途中にこぼれ落ち、自生が拡大したもので、しかも世代交代が進み、遺伝的変化が起こっているとも言われています。
実際に三重県では、四日市港付近でGMナタネが発見され、「三重なばな」との交雑を防ぐために、県内での自家採種を中止しました。「江戸の灯りは伊勢の菜種でもつ」と言われた程伝統のある産地が危機に瀕しています。
GM作物と在来種との交雑は、有機農産物として認証されなくなるので、有機農家にとっても大打撃となります。
子供たちの未来を守るために、GM作物の食品としての危険性、生態系を破壊する危険性など、一緒に考えましょう。(春日自然農園 柳秀樹)