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【リラクオーレ通信】東日本大震災 及び 長野県北部地震から2年を迎えて

更新: / 公開: 2013年3月12日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:

昨日で東日本大震災震災から、今日で長野県北部地震から2年を迎えました。
改めて、亡くなられた方々のご冥福を祈り、被災された皆様に心よりのお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い復興に心を寄せていきたいと思います。

あっという間の1年から、さらなる1年、それぞれの皆様に、それぞれの時間が流れ、希望の光とともに、また、さまざまな葛藤や不安、憤りなどがあったことと思います。

日常の忙しさにまぎれ、被災地の皆様に思いを馳せる機会が減りつつあるのも事実ですが、最近の特別番組などの報道によって、改めて、まだまだ知らない震災に関わる事実、そこにある、さまざまな方々の思いと人と人との絆に触れることで、改めて心に刻んでいます。

長野県、そして、私の周りにも、被災地から来られた方が大勢いらっしゃいます。そんな方との触れ合いをはじめとして、多くの被災された皆様に寄り添い、小さくとも継続的なご支援を、これからも続けていきたいと思います。


2年目を迎えるにあたり、震災1年にあたっての私の挨拶を読み直してみました。
http://liracuore.jp/a/2455

あれから1年、政権が交代しても、いや、交代したからか、いずれにしろ、あの時に書いた想いを、今もまったく変わらずに、そっくりそのまま、ここに再掲載してもかまわない状況にあることにビックリしています。

あの震災が東北の、そして日本の時を止めました。そして、その時を再び進めていくにあたっては、ただ、漫然と同じ歩みを踏み出すのでは、意味がないように思います。

これまでの私たちの歩みを振り返り、本来あるべき姿を見つめ直し、真っ直ぐに進んでいける未来を描きながら、新たな一歩を踏み出すことが必要なのかもしれません。

原発の問題、沖縄の米軍基地問題、八ッ場ダム、事業仕分け……、いずれもが、このままでいいの? という疑問から生まれたはずです。そして、その答えは、まだ出ていません。このまま何も変わらず、いや、何も変えずに、あるべき未来を思い描かないまま、新しい歩みを始めていいのでしょうか。

アベノミクス効果が絶大です。経済的な閉塞感に頭を抱えていた日本中が、その期待感に高揚しています。確かに、人が求めるものを作り、それを手にするという経済活動を阻害するのがデフレであれば、そこからの脱却は意味があります。ただ、その先、さらなる経済成長は、どこまで必要なのでしょうか。世界で1番にならなくては、満足と幸せは実現しないのでしょうか(現状に甘んじることなく、さらなる高みを目指す気構えとしての1番はは必要ですが……)。
それこそ、経済を知らない人間の暴論かもれないし、決して経済発展を否定するものではないのですが、例えば、2010年にGDPの世界ランキング22位だったスウェーデンが不幸だとは言えないと思うのです。

人によって、その感覚は違い、その方法もまた違うのでしょうが、少なくとも、心が満足しなければ、幸せを感じないことだけは確かです。まざに、リラクオーレ"心の安らぎ"です。
今後とも微力ながら、そのヒントとなるであろう情報を、本サイトを通じて、皆様にお届けしていきたいと思います。

リラクオーレ代表 篠原暢夫