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穀蔵カフェ:季節の野菜や豆類を手作りしたヴィーガンランチ! 化学調味料や砂糖を使わない身体に優しい一品(長野県上田市)

更新: / 公開: 2024年2月17日 / 文責:

上田市の郊外、上信越自動車道「上田菅平IC」から、県道144号線を菅平・真田方面へ進み、「伊勢山」信号を左折してすぐの「伊勢山簡易郵便局」の右横を入って北上した住宅街の右側にあるのが自家製酵母種・石窯パンのお店「穀蔵」(→ コチラ)。そして、その店内で営業しているのが「穀蔵カフェ」さんです。築およそ200年の古民家のお店は、あたたかい雰囲気で、気持ちが落ち着きます。

そんな「穀蔵カフェ」さんでは、肉や卵など動物性食品は使わず、すべて旬の野菜や豆類を手作りしたヴィーガンランチを日替わりでいただくことができます。そして、なるべオーガニック食材を選んだり、化学調味料や砂糖は使っていません。
今日いただいたのは、「菜食ランチ(ご飯・味噌汁)」(1,440円)
・カブの煮付け:カブの出汁と塩だけで味付けしていて、と〜っても優しい味わい
・にんじん海老フライ:これが絶品! 蒸したニンジンをフライにしているだけなのに、ねっとりとした食感で甘いんです。ソースも手作り。
・コロッケ:野菜とレーズンのカレー風味
・揚げレンコン
・ベジ餃子:餡はこうやどうふ、しめじなど
・ベジオムレツ:豆腐を水切りしてペースト状にして、塩麹で味付けしてから、低温でじっくり焼く。しっとりとした卵焼きのようで、ふくよかな味わい。
・おからの柑橘風味:無農薬のミカンで風味づけ
・寒締めほうれん草の中華あえ
・カブの葉:コチュジャンで味付け
・サラダ:手作りドレッシング
の10品に、
・ご飯:白馬産低農薬のコシヒカリの5分づきご飯
・味噌汁:煮込んで一晩置いた野菜を出汁に使って、お味噌は自家製
が付きます。
どれも味付けは、野菜の旨味と塩・醤油麹など手作り調味料だけなのに、ふくよかで豊かな味わい。そして、10品のいろいろな味が楽しめるので、舌が喜んでいます。

「ゆっくりと野菜に火が入ると、そこから出汁が出ます。煮込んだ野菜を一晩置いたり、低温でじっくり焼いたりなで、時間と手間暇をかけると、それが美味しさにつながるんですね」

とは、店主の元村綾花さん。

菜食ランチには、穀蔵のパンが付くもの(1,500円)もあります。オリーブ塩でいただく小麦の風味が香るパンは、どのおかずとも相性抜群。季節の野菜のポタージュが付きます。

そのほかランチには、「本日のカレー」(1,320円)もあります。いただいたのはトマトカレー。玉ねぎと野菜を煮込んだルーの甘みとマイルドな味わいの中に、ピリッとスパイスが効いています。にんじん海老フライ、ごぼう・レンコン・ナスの素揚げ、ベジオムレツなどがカレーとよく合います。

そして、さらに「ハンバーガーランチ(スープ・フライドポテト付き)」(1,350円)も。
メインは、にんじん海老フライや揚げレンコン、揚げナス、レタスなどを挟んだベジバーガー。口の中で、それぞれの味わいが一緒になって美味しい。揚げレンコンのシャキシャキした食感がアクセントとなっています。バンズは、もちろん穀蔵のパン。フライドポテトはホクホク、スープはキクイモのスープです。

デザートは、米粉とオーガニックシュガーを使ったケーキが用意されています。
・米粉のオーガニックチョコバナナケーキ(500円)
・米粉のキャロットケーキ、オーガニックレーズン入り(500円)
・季節のタルト(550円)
コーヒーもオーガニック。

元村さんが、野菜中心の料理を始めたのは、何年か前、お付き合いしていた現在の彼が大きな病気にかかったことでした。なかなか治療が進まなかったときに、肉や化学調味料を使わない野菜中心の食事に変えたら、元気になっていったとのこと。また、元村さん自身もアトピーがひどかったのですが、食事を変えたら、皮膚がきれいになっていったそうです。

「食の力って大きいんだなって、強く感じました。そんな自分の経験から、身体に優しい料理を出して、お客様にリラックスしていただける空間を提供したいなと思い、カフェを始めました」(元村さん)

人気のにんじん海老フライやベジオムレツは定番ですが、そのほかは季節の野菜を中心に、春はふきのとうなどの山菜、秋冬は豆や根菜など、そのときに入荷した食材を使って、そのときそのときのメニューが並びます。

穀蔵カフェ
  • 【住所】
    • 長野県上田市上野2338
  • 【電話番号】
    • 0268-21-8000
  • 【営業時間】
    • 11:00〜16:30
  • 【休店日】
    • 火・水・木曜日
  • 【駐車場】
    • あり