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TORTOISE COFFEE(トータスコーヒー):レトロな中にもスタイリッシュで開放的な店内に20種類ほどの珈琲豆が並ぶ自家焙煎コーヒー専門店。スッキリと雑味のない良いコーヒーを提供(長野県上田市)

更新: / 公開: 2022年11月26日 / 文責:

上田市街地の西、閑静な住宅地にある非日常の空間が、明治初期の材木商である丸山平八郎の「丸山邸」敷地。そこにある古民家を改装したのが「TORTOISE COFFEE(トータスコーヒー)」さんです。

外観はレトロな雰囲気で、店内に入ると、懐かしさの中にもスタイリッシュで開放的な空間が広がっています。実はここ、それまで中心市街地にあったお店から2022年9月に移転したんです。店の正面には、田の字に組まれた棚があり、左上から浅煎り、中煎り、中深煎り、深煎りの珈琲豆が20種類ほど並んでいます。まさに、コーヒー専門店。

壁には、酸味と苦味・コクと甘みを4軸にし、そこにコーヒーの産地を当てはめたチャート表が掲示してあるんですが、これが、わかりやすい! 私は、酸味が好きなので、よくエチオピアを飲むんですが、表では、酸味もありながら甘みがある豆としてドミニカがあり、それを薦めてくれたのが、店主の中沢康輔さん。

「様々な種類の中から、自分好みの味わいを探す楽しさを感じてもらえたら嬉しいです」(中沢さん)

そんな中沢さんが日頃から心がけているのが、「珈琲豆の鮮度」と「良いコーヒー」であること。
珈琲豆は鮮度が命と言っても過言ではないそうで、そのために中沢さんは、一度にたくさんの焙煎をして作り置きするのではなく、使ってなくなったら、なくなった分だけ少量を焙煎して、いつも新しく鮮度の高い豆を提供しているのだそうです。
さて、では「良いコーヒー」とは何か。中沢さんによると、それは、
・発酵豆や虫食い豆の欠点豆が取り除かれていること
・適正な焙煎であること
・煎りたて、挽きたて、淹れたての新鮮であること
この条件が1つでも欠ければ、スッキリと雑味のない良いコーヒーにはならないのだそうです。

大町市のユナイトコーヒーで技術を学んだ中沢さんが、日常使いとしてのコーヒーを提供したいと街中のお店をオープンさせたのが2015年。その後、コーヒー専門店として親しまれてきましたが、7周年を機に心機一転、移転となりました。
移転によって、店が広くなり、よりオープンな環境の中で、お客様がゆっくりと過ごし、中沢さんとの会話や、お客様同士のふれあいの機会も増えたそうです。

「今後もコーヒー専門店としての軸はぶらさずに、プラス喫茶の時間も楽しんでもらえるお店にしたいと思っています」(中沢さん)

ちなみにお店の奥にドーンと鎮座する焙煎機は、東京の「カフェバッハ自家焙煎珈琲」で開発された焙煎機。日々変化する環境でも安定した焙煎ができる高性能な焙煎機だそうです。

「丸山邸」敷地内には、ほかにも「小さなパン屋LITEN BAKERY(リーテンベーカリー)」、蕎麦屋「くろつぼ」などのお店があります。
中沢さんは、この魅力的な空間で、みんなに面白がってもらえるようなイベントを開催したいと.意気込みを語ってくれました。

《MENU》※価格は税込Drink/Beans(100g)
〈浅煎り〉
・ドミニカ AAA(550円/730円)
・ホンジュラス SHG(530円/680円)
・メキシコSHG (530円/680円)
・エチオピア イルガチェフ(650円/750円)
〈中煎り〉
・イエメン  モカ マタリ(680円/850円)
・ブラジル ウォッシュト(530円/680円)
・ニカラグア SHG (530円/680円)
・パナマ SHB (580円/720円)
・マイルドブレンド(500円/600円)
〈中深煎り〉
・コロンビア  カフェインレス(580円/720円)
・タンザニア  AAアサンテ(580円/730円)
・ニューギニア AA(580円/750円)
・グァテマラ  アンティグア(550円/700円)
・コロンビア  スプレモ(550円/700円)
・トータスブレンド(500円/600円)
〈深煎り〉
・インドネシア   マンデリンタノバタック(650円/800円)
・ペルー エルパルゴマウンテン(580円/700円)
・マラウィ  ミスク(580円/720円)
・インディア   APAA (550円/700円)

・イタリアンブレンド(520円/620円)

TORTOISE COFFEE(トータスコーヒー)
  • 【住所】
    • 長野県上田市常磐城3-7-37
  • 【電話】
    • 0268-75-2804
  • 【営業時間】
    • 平日:11:00〜18:00
    • 土日祝:10:00〜17:00
  • 【定休日】
    • 月・火曜日