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カレー屋ヒゲめがね:じっくり煮込んだ鶏モモ&手羽元の旨味とスパイスの辛味が、まろやかなコクと甘味の中にもスッキリとした味わいを生み出すパキスタンカレー(長野県佐久穂町)

更新: / 公開: 2022年3月17日 / 文責:

 

佐久市方面から国道141号線を走り、佐久穂町の信号「高野町」交差点を左折、橋を渡って信号「東町」交差点の手前左手にレトロな雰囲気の「カレー屋ヒゲめがね」さんがあります。
温かみのあるランプとウッディなカウンターがどこか懐かしい店内には、ゆっくりとした時間が流れています。
神奈川県川崎市からIターンしたオーナー店主の豊田陽介さんは、元ハウス食品のスパイスマスター。その知見を活かした独自のスパイス使いで、食べてスッキリ、内から元気が湧き出る、そんな唯一無二のカレーを提供しています。

■curry menu(カレー・メニュー)

●パキスタンカレー(1,200円)
味がギュッと詰まったコクのある甘さが特徴的な一番人気のカレー。加水せずに玉ねぎとトマトの水分だけでホロホロになるまでじっくり煮込んだ鶏モモ&手羽元の旨味に、赤唐辛子特有の香ばしくシャープな辛さと、ブラックペパーの爽やかで後引く辛味が調和した濃厚辛口チキンカレー。
〈辛さ目安:★★★★☆〉
●スパイスキーマカレー(1,200円)

じっくり炒めたタマネギの旨味に、独特な風味が癖になるクローブとカルダモンを効かせ、隠し味にブルーベリージャムを加えた、本格的なやみつきキーマカレー。辛さは控えめなので、子供さんでも食べられます。
〈辛さ目安:★★☆☆☆〉
●バターチキンカレー(1,200円)

一般的にバターチキンは、玉ねぎとトマトとバターの乳化でバランスを取るが、ヒゲめがねさんでは、トマトを入れていない。なので、白いバターチキン。スパイスとヨーグルトで作ったマリネ液に二晩漬け込んだ鶏むね肉を香ばしく焼き上げ、カシューナッツとナンプラーを隠し味に加えた特製バターソースでじっくり煮込んでいます。
〈辛さ目安:★☆☆☆☆〉
●きまぐれカレー〈月替わり〉(1,200円)
今日は「アルゴビ」でした。インドではとてもポピュラーなカレーで、アル(=じゃがいも)と、ゴビ(=カリフラワー)をメインに使ったベジカレーです。じゃがいもとカリフラワーを一度素揚げしてからキリッとした清涼感のあるフェンネル・コリアンダーと合わせることで、ベジカレーとは思えない旨味と香りが楽しめます。
〈辛さ目安:★★★☆☆〉
☆以上のメニューのカレー2種盛り1,400円カレー3種盛り1,700円
●バタチキ麺(1,500円)(パクチー抜きは1,400円)
バターチキンカレーのソースに、佐久穂町の特産品「お米と馬鈴薯だけで作るグルテンフリーの米麺【さくほーめん】」をからめて食べる一品。隠し味に「能登いしり」という和風魚醤を風味付けにプラスオン。なんともエキゾチックな味わいに。パクチートッピングが標準なので、苦手な人は申し出てください。
〈辛さ目安:★★☆☆☆〉
■主なdrink menu(ドリンク・メニュー)
●ヒゲめがね特製珈琲 ホット・アイス 000円(カレーセット500円)
御代田町の自家焙煎珈琲店「KOICHIRO COFFEE」さんの指導を受けたコーヒー。酸味控えめ、コクと苦みが際立つ “マンデリン”を用意。スパイス感あふれるカレーとの相性抜群。
●ヒゲめがねラッシー 000円(カレーセット400円)

インドカレーと一緒によく飲まれているヨーグルトドリンク。
●ヒゲめがね特製クラフトコーラ 000円(カレーのセット600円)

独自にブレンドしたスパイスを煮出して作ったオリジナルのクラフトコーラ。フェンネルの清涼感を効かせて飲み口がスッキリとした大人の味わい。甘さ控えめ。
※ストローは、土に還る“ライ麦ストロー”(御代田町産)

【豊田陽介さん物語】
《ハウス食品スパイスマイスター時代》
店主の豊田さんは、東京でハウス食品に勤務されていました。
大学のとき、バックパッカーで海外を旅していて、2か月くらい南米を放浪しているときに、ペルーの町の食堂に入ったらカレーが出てきたそうです。久しぶりだったので、めちゃくちゃ美味しかったので、なんだこれは! って聞いたら、ククレカレーのレトルトだったというオチ。でも、そんなカレーを世界に広げられる仕事は楽しいだろうなというのが、就活の時のトークだったそうで、それで、ハウス食品に入社。17年、在籍しました。
ハウス食品時代には、スパイスマスターという仕事をされていました。カレーのイメージがあるハウス食品ですが、その創業はスパイス問屋。なので、スパイスを広げるのが、会社としての使命。そこで、その役割を担う部隊として、スパイスマスター制度という社内資格を創設しました。スパイスの専門家として、お客様に研修会や講習会を開いていたそうです。
《佐久穂町への移住とカレー屋開業》
3人目のお子さんが生まれたときに1年間の育休をとって、その期間に何かできることとして地方で暮らしてみようと、たまたま佐久穂町に短期移住されたそうです。1ヶ月ほどたった頃、イエナプラン教育を掲げる大日向小学校が開校すると聞き、移住を決めました。
会社を辞めて移住するにあたっては、自分の自由な時間をどう作るかが課題でした。また会社員になったとしても、残業あり、休日出勤ありみたいな生活になってしまうと本末転倒なので、会社に勤めるという選択肢はなかったそうです。
では、どうしようかというときに、ハウス食品時代のスパイスマスターの経験がありました。とはいっても、カレーを作る現場にいたわけではないので、神奈川に住んでいた頃に、よく通っていたカレー屋さんで修行させてもらい、レシピを教えてもらったそうです。それが今のパキスタンカレー。大好きなカレー屋さんのレシピにスパイスマスターの知識の掛け算で、今のヒゲめがねさんが誕生しました。
《週3ランチ営業というライフスタイル》
ヒゲめがねさんは2020年の開業から5周年となりました。現在、お店は、週3日のランチ営業です。今後は、美味しいカレーを届けながら、週3ランチの営業スタイルをモデルとして発信したいそうです。

「会社員時代は、けっこうハードワークをしていて、家族と向き合う時間があまりなかったので、できるだけ、家族とか、子供とか、あるいは、自分自身の好きなものと向き合う時間を作りつつ、でも、生計はちゃんと立てるというバランスをどう取るかというのを、5年かけて実証してきました。週3ランチ営業ぐらいで生活ができたら、とてもいいバランスなのではないかと思っています。
この生活、贅沢はできません。生活の豊かさは人それぞれですが、物質的な豊かさではなく、その代わり時間的な豊かさは、めちゃくちゃ確保できているので、トータルでいうと、かなり豊かになっているなという感覚はあります」(豊田さん)

カレー屋ヒゲめがね
  • 【住所】
    • 長野県佐久穂町高野町2950-8
  • 【営業日時】
    • 火・水・土曜日 11:30~15:00(LO.14:30)
  • 【電話】
    • 非公開
  • 【駐車場】
    • 東町商店街共用駐車場
  • 【ホームページ】