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【リラクオーレ通信】触れる、手に取る、座る、そして楽しむ。デザインフェア「さくデ。」開催中!

更新: / 公開: 2011年11月26日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:

佐久デザインフェア2011「さくデ。」が開催中です(~27日まで)。
昨日の夕方、展示会場の一つ、ネモファニチャーさんにおじゃましてきました。







『佐久の「生活」をデザインする』をテーマに、8人の作家さんが、アイデアをこらした作品を展示しています。

で、今回のデザインフェアの特徴は、作品に親しんでもらうために、おさわりOKということ。作品を見ていて、楽しそうだったり、気になったりすると、思わず触ったり手にとってみたくなる衝動にかられることってありませんか? それをしても、いいんです。
鑑賞するだけのアートではなく、使ってもらうデザインを見てもらいたいからなのだそうです。

木工家具作家の一人でもあるネモファニチャー代表の荻原敬さんの作品は、針葉樹の県産材を使ったオリジナルの椅子。木のと風合いを残しながら薄い色を加え、人を取り囲むようなデザイン処理を施した椅子。筆者は、思わず腰をおろしていました。安定感があって包み込まれるような感触に心地よさを感じました。

陶芸作家の藤野貴則さんの作品は、ペットボトルの形をそのまま陶器にしたもの。最初に見たときは、何かモダンなデザインでいいなー、なんて思って、よく見ると、実は、普通のペットボトルの形。普段、あれだけお世話になっていながら、優れたデザインであることに気が付かないでいたんですね。思わず手にとってみると、重くて確かに陶器でした。

また、Penguin Candle 大工原 愛香さんの作品は、田園の香りのフローティングキャンドル。
懐かしく爽やかな香りと、水に浮かべられたビジュアルで、またまた生活空間の新しい提案をしてくれました。稲の緑をイメージしたパッケージデザインは、ネモファニチャー荻原綾さん。デザインによって、作品としてのキャンドルを商品としての価値を注ぎ込んでいます。それが、デザインの力。

木工家具作家のスタジオM 江澤昌英さんの作品は、佐久の風景や生物をイメージしたオブジェ。普段、見慣れていて、体にインプットされているイメージを形にして、それをインテリアとすることで、生活空間に安らぎをもたらしてくれる気がしました。

このほか、とにかく楽しいんです。思わず時間が過ぎるのを忘れてしまいそう。
さくデ。の展示会場は、ほかに元麻布ギャラリーと三月九日青春食堂の3会場。イベントも企画されています。

詳しくはWebで → http://d39.jp/