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夏休みの上田映劇は、珠玉のアニメーション上映中! その2『あの夏のライオン』広島の少女の物語 8/9〜17

公開: ( ※ 古い情報です ) / 文責:

大正時代から続く老舗映画館「上田映劇」では、珠玉のアニメーション三昧の夏休み企画が上映中!(8月9日〜17日)
①『この世界の片隅に』紹介 → コチラ
②『あの夏のライオン』
③『ブレンダンとケルズの秘密』紹介 → コチラ

今回は、コチラを紹介します。
■『あの夏のライオン』[2016年/日本/27分]※特別料金500円
舞台は原爆が投下される前の広島。日本の戦艦に撃ち落とされ、傷ついたアメリカの青年パイロットと、父親を失った少女との心の交流を描いています。父とライオンを見に行くのが好きだった少女の元にパラシュートで降りてきたのは、金髪がたてがみのような米兵青年。回復した青年と一緒にライオンになって草原を走る夢を見て原爆投下の日を迎えます。
本作が初の監督作品となる作家で映画プロデューサーの田中渉さんは、上田市の出身です。

本作は、1945年7月28日〜8月6日に広島で実際に起こったかもしれない物語です。広島の歴史研究家・森重昭さんはじめ、麻生久美子さん、新垣隆さん、広島在住の方々他たくさんの協力を得て完成に至りました。昨年の広島国際映画祭での出品につづき、上田映劇で上映できることに、そして本作を鑑賞していただく、すべての人に感謝いたします。(田中渉さん)=上田映劇情報誌『UEDA MOVIE THEATER JOURNAL』より=

<ストーリー>
あの暑い夏の日、人知れず、誰にも語られない出会いがあった。原爆投下の9日前。1945年7月28日広島。大好きなお父さんを戦争で失い、さみしさと不安で塞ぎがちな幼い女の子の元に、ライオンが空から舞い降りて来た。風に金色のたてがみをなびかせたその姿は、かつてお父さんと一緒に観た、動物園のライオンを思い出させた。裏山の林の中、ライオンは横たわっていた。しかしそれは、本土空襲の際、日本の戦艦に撃ち落とされ、傷ついたアメリカの青年パイロットだった。
監督・脚本・作画:田中渉/編集:恩田トシオ/プロデューサー:出山知樹
声の出演:麻生久美子・出先拓哉 他
音楽:新垣隆

次回は『ブレンダンとケルズの秘密』を紹介します。

あの夏のライオン
  • 【日程】
    • 2017年8月9日(水)〜17日(木)
  • 【時間】
    • 9・10日 ①14:10〜 ②19:10〜
    • 11〜17日 ①19:10〜
  • 【料金】
    • 特別料金一律500円
  • 【会場】
    • 上田映劇(長野県上田市中央2-12-30)
  • 【上田映劇Facebook】
  • 【問い合わせ】
    • TEL.0268-22-0269