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「根を張り、生きる。」をテーマに、4つのドキュメンタリー映画を上映。第1回『松本いのちの映画祭』が開催 7/12

更新: / 公開: 2014年6月19日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:

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生きるということ、人のいのち、日々の暮らし、原発事故を通して感じること。 見た人それぞれの中にあるいろんな想い。
「いのち」と「暮らし」を描いた珠玉のドキュメンタリー映画をあつめた、第1回『松本いのちの映画祭』が7/12(土)、松本市中央公民館にて開催されます。

第1回目の今年は「根を張り、生きる。」をテーマに、 最新作「ある精肉店のはなし」、「アレクセイと泉」、 「祝の島」、「バオバブの記憶」の4作品を上映します。

  • 上映作品のご紹介
    • ある精肉店のはなし <最新作>
      家族経営で精肉店をコツコツと営んできた一家の姿を捉えたドキュメンタ
      リー。自分たちの手で育て上げた牛を家族が協力し、丁寧に処理して店頭
      に並べるという作業をこなす彼らの真面目な仕事ぶりを映し出す。被差別
      部落出身者として理不尽な差別を受けながらも、牛の命と正面から向き合っ
      てきた家族の姿が感動を呼ぶ。
    • アレクセイと泉
      ベラルーシ共和国の東部に位置するブジシチェ村。チェルノブイリ原発事故
      で、この村は高濃度の放射能汚染に見舞われる。ほとんどの住人は村を離れ
      る中、34歳のアレクセイは村に残るただ一人の若者。村の老人たちにとって
      は頼りになる青年だ。村にはもうひとつ頼りにされる存在がある。それは事
      故の遥か以前から地下を巡ってきた命の湧き水の泉。
    • 祝の島
      瀬戸内海に浮かぶ小さな島の対岸での原子力発電所建設計画に、28年間にわ
      たり反対を続ける島民たちの姿を追うドキュメンタリー。山口県・祝島に暮
      らすわずか500人余りの島民が自然豊かな島での暮らしを守るために一致団
      結して立ち上がる。エネルギー問題や自然と文明とのバランス、人の生き方
      を考えさせられる。
    • バオバブの記憶
      巨樹バオバブをテーマに撮りあげたドキュメンタリー。セネガル内陸部に
      位置するトゥーバ・トゥール村。大昔からバオバブの樹に見守られてきた
      この地では、村人たちにとってバオバブは生活に欠かせないものであり、
      信仰の対象でもあった。近代化の波が押し寄せる中で昔ながらの生活を続
      ける彼らの姿を通し、自然と人間との共存について見つめなおす。

そして、上映作品の間には、 本橋成一監督(「アレクセイと泉」「バオバブの記憶」)と、 纐纈あや監督(「ある精肉点のはなし」「祝の島」)もお呼びし トークショーを開催します! お2人の監督に加え、ちひろ美術館前館長の松本猛さんもお呼びします。

  • ゲストプロフィール
    • 本橋成一監督
      東京生まれ。68年「炭鉱〈ヤマ〉」で第5回太陽賞受賞。以後、サーカス、
      上野駅、築地魚河岸、大衆芸能など、市井の人々の生きざまに惹かれ
      写真に撮り続ける。98年 「ナージャの村」で第17回土門拳賞受賞。同名の
      ドキュメンタリー映画は文化庁優秀映画作品賞を受賞したのを始め、海外でも
      高い評価を受ける。2作目の映画監督作品「アレクセイと泉」で52回 ベルリン
      国際映画祭ベルリナー新聞賞及び国際シネクラブ賞ほか受賞。
    • 纐纈あや監督
      1974年、東京生まれ。自由学園卒業。2001年ポレポレタイムス社に入社。
      本橋成一監督の『アレクセイと泉』(’02年)『ナミイと唄えば』(’06年)の
      映画製作に携わる。’10年に上関原子力発電所に反対し続ける島民の暮らしを
      映し撮った映画『祝の島』を初監督。シチリア環境映像祭で最優秀賞受賞。
      二作目の『ある精肉店のはなし』は全国でロードショー中。
    • 松本猛氏
      美術・絵本評論家、作家、絵本学会会長、ちひろ美術館(東京・安曇野)常任顧問、
      信州自遊塾塾長。1977年にちひろ美術館・東京、97年に安曇野ちひろ美術館を設立。
      同館館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館館長を歴任。

今、足元から自分達の暮らしを見つめなおし、 これからを力強く、大地に根を張り生きる手掛かりを見つけに行きませんか。

第1回 松本いのちの映画祭
【日時】
2014年7月12日 (土) 9:00 〜 21:30
  •  9:30 – ある精肉店のはなし
  • 11:20 – 本橋監督 × 纐纈監督トーク
  • 12:30 – アレクセイと泉
  • 14:30 – 祝の島
  • 16:20 – 本橋監督 × 纐纈監督 × 松本猛氏 鼎談トーク
  • 17:30 – バオバブの記憶
  • 19:30 – ある精肉店のはなし
【場所】
松本市中央公民館(Mウィング)
【料金】
入場料 
1本券(前売り1000円 当日1500円) 
1日券(前売り1800円 当日2300円)
【チケット取り扱い店】
カタクラモール、ベーグル歌、松川パン商店、ゆるカフェ日和manaya、JCF、 トラットリア松本画廊、amijok、豆工房、やんちゃ坊、中島書店(塩尻市)、ひつじ屋(安曇野市)グリナーズビレッジ(大町市)
【主催】
松本いのちの映画祭実行委員
【後援】
長野県、松本市、安曇野市、塩尻市、松本市教育委員会、 安曇野市教育委員会、塩尻市教育委員会、信濃毎日新聞社、市民タイムス
【協力】
認定NPO 法人日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)、信州自遊塾、 信州渡来人倶楽部、平和の種をまく会、NPO法人まつもと子ども留学基金、アースデイ信州実行委員会
【お問い合わせ】
tel. 0263-46-4218(JCF事務局)
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