トップ >

【リラクオーレ通信】「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会に行って来ました。

更新: / 公開: 2010年12月24日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:

12/18に丸子文化会館で行われた鎌仲ひとみ監督「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会に行って来ました。

まず、会場がたくさんの人々の暖かい雰囲気で包まれていてびっくり。ロビーではミニマーケットが開催されていて、映画の舞台である山口県上関町祝島(いわいしま)産のひじき、干しタコ、びわ茶の他にも、本やイラスト、手作りパン、おにぎりなどいろいろなものを売っていました。



鎌仲ひとみ監督へのインタビューの様子 ( n-web TV )

会場の至る所で笑顔と話し声が聞こえて、手作りの上映会だからこその良さ、人と人のつながりが感じられていいなーと思いました。そして上映前にミニライヴ。歌声を聞いてとてもリラックスしたところで映画が始まりました。

この映画は、中国電力の原発建設計画に約30年近く反対している山口県上関町祝島の人々と、脱原発、脱石油に舵を取った国であるスウェーデンについてのドキュメンタリーです。祝島に生きている人々の笑顔、生活、苦悩、問題をそのまま映像でとらえていて、土地に根ざして生きるってすごいなーと圧倒されました。

で、エネルギーが無いと言われている日本は、現在外国から石油、ウランなどを輸入しているわけですが、地域の資源でやりくりしているスウェーデンの例を参考にすると、日本だって森林資源、太陽、山川、温泉などの地熱から、生ゴミ、使用済み天ぷら油、下水、し尿にいたるまで使えるものは目の前にあるんですねー。これらを使えば一部の人たちがたくさんの犠牲を負うことはない。地域で経済も、資源も、回っていく仕組みが作れるんですね。

見終わって、誰かにおまかせの幸せはあるのかな?と思いました。
童話の「青い鳥」じゃないけど、それぞれの目の前に幸せがあるのかも。改めて足下を見つめてみようと気がつかせてくれる映画でした。

まだ長野県内でも上映会もあるそうです。主催と連絡先も併記しておきますので、直にお問い合わせ下さい。

1/15(土)松本市中央公民館6階/日本チェルノブイリ連帯基金 0263-46-4218
http://blog.livedoor.jp/matsumotobee/

2/11(祝)長野市東部文化ホール/わ!ながの(小田切)090-4424-6509
http://wanagano.naganoblog.jp/

3/26(土)佐久市勤労福祉センター/ミツバチ上映実行委員会あさま(佐々木)
090-9069-8208