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【ヒトノユメ通信】開催直前!準備も大詰めですが、まだまだ進化しそうなヒトノユメ展開催会場です。

更新: / 公開: 2013年9月19日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:

今週末の9/21(土)、いよいよヒトノユメ展がはじまります。開催直前の今日、会場にはこれまでよりも多くのスタッフが駆けつけており、その準備に追われている様子でした。

会場レポートとしては今回が第3回目となるヒトノユメ通信。前回、前々回に続き、中庭に建てられた小屋の様子は…。

外壁の装飾も進みましたが、部屋の中も素敵な空間に!うん、これは住めそう(笑)。気持ちも落ち着きそうな、茶室の雰囲気も感じさせるような書斎になっていました。実際、会期中は高橋さんの書斎としても使われることになっているそうです。この部屋の障子窓をスクリーンに見立て、映像の投影もされるそうなので、最終的にどのような展示になるのか、楽しみですね。

そして、前回もお伝えした、かつて浴室だった空間はというと、キレイに木製タイルが敷かれ、繭玉を模したオブジェもしっかりと吊るされた状態に。

実はこのタイル、前回うかがった時に、試しに一部だけ敷き詰めて、それを元に必要な数を計算してみたところ、材料となる角材が足らない!という事実が発覚していたのです…。その時に出た解決案のひとつが、部屋の壁際に敷くタイルを何列か間引く、というものでした。そして、今日覗いてみると「なるほど、こうしたんだ〜!」と思ったのが、千曲川から運んできた石ころを壁際に敷くというアイデア。これが、アクセントになっていい雰囲気を出していました。その地域のものを使うと、外の空間と馴染むように感じられるから不思議なものです。

と、そんな事もあったこの部屋は、時間毎に光の加減の変化も楽しめそうな、素敵な作品として出来上がりつつあります。会期中、この繭の中は高橋さんの詩の朗読で満たされます。音の響きが面白いので、是非実際に体験してみて下さい。

そしてその頃、絵の具を手に、大きな布に向かっているのは白井さん。見ている方としては最後の追い込みの作業中ならではの緊迫感を感じたのですが、ご本人は「ヒトノユメ展は、いつもこんな調子ですからね。」と淡々とラストスパートを楽しんでいるようでした。確かに、開催に向けてペースがどんどん上がってきているように感じます。

笠原工業さんの敷地に入って一番目を引く素敵な建築物、五階繭倉庫 ( 詳しくは前回のヒトノユメ通信をご覧ください ) の展示スペースもだいぶ出来上がって来ていました。入った時に感じる静かな高揚感は、作品がこの空間の持つチカラと協調しあっていることの証なのかもしれません。写真では伝わりにくいと思いますので載せませんが、現地で感じてみて下さいね。

開催まで残された時間はあと二日。白井さんの言うように、この二日でまた大きな進化を遂げるのであろう「ヒトノユメ in 長野」。そんな開催日を心待ちにしつつ、今回のレポートを締めくくりたいと思います。それでは、皆さんもヒトノユメ展をお楽しみください!