【百余亭お抹茶講座】 お抹茶との美味しいお付き合い<第3回> 茶碗の形と種類
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公開: 2012年12月17日
( ※ 古い情報です )
/ 文責:
篠原暢夫
上田市の抹茶処「百余亭」さん提供によるお抹茶講座の第3回目です。第2回から、ずいぶんと時間がたってしまいましたが、おつきあいください。
今回は、茶の湯で最も身近な道具「茶碗」ついてのお話です。
茶碗は、中国または朝鮮半島から渡来したものと、日本で作られたものに分類されます。中国と日本の茶碗は、喫茶用に作られたものが多いのですが、朝鮮のものは日用雑器類を転用したものが大半です。時代や産地、陶工によって形状や土味、釉調などが違い、種類も多いのが特徴です。
日本の茶碗では、瀬戸で焼いた茶器を「本窯(ほんがま)」といい、瀬戸以外の諸国で焼いたものを「国焼(くにやき)」といいます。その代表的なものとして「一楽・二萩・三唐津」と品定めした言葉もあります。
《茶碗の各部分の名称》
《茶碗の形と種類》
茶碗には、天目茶碗、井戸形、熊川形、椀形、杉形、馬だらい、平茶碗、筒茶碗、沓形、胴締形、塩笥、馬上杯といった種類があります。