トップ >

【横濱倶楽部通信】作家・山崎洋子さん著『横浜の時を旅する ~ホテルニューグランドの魔法~』出版

更新: / 公開: 2012年4月20日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:

山下公園を目の前に望む「ホテルニューグランド」。横浜の顔ともいうべきホテルです。




横濱倶楽部でご挨拶する山崎さん

1927年(昭和2年)に創業したホテルニューグランド。実は、あの関東大震災からの復興を期して建てられたホテルだということをご存知でしょうか。伊豆沖を震源とするM7.9の大地震は、東京だけでなく横浜も焼け野原に変えました。今では言わずもがなのデートスポットである山下公園は、そのときの瓦礫を埋めてつくられたものだったのです。
そして、あまりの惨状に意気消沈した市民を勇気づけるため、また、国際都市横浜の再生のジンボルとして建てられたのがホテルニューグランドだったのです。

今年で85年の歴史を重ねるホテルニューグランド。その歴史には、横浜と近代日本の歩みが凝縮されています。そこに繰り広げられたミステリアスでドラマチックな出来事を紹介する本が出版されました。
横浜の時を旅する ~ホテルニューグランドの魔法~
1,680円(税込)・春風社
著者は、江戸川乱歩賞受賞作家で横浜在住の山崎洋子さんです。

太平洋戦争の終戦後、厚木基地に降り立ったマッカーサー元帥は、そのまままっすぐニューグランドに向かったのでした。ただ、実はマッカーサーは、戦前に新婚旅行で宿泊していたことがあったのです。今でもニューグランドにはマッカーサーズスイートという部屋があるそうです。また、GHQの布告に絡んだ日本の命運をかけた一夜が、ここで繰り広げられたといいます。
ほかにも、チャップリン、石原裕次郎、大仏次郎らが泊まったこのホテルはスリリングな歴史の宝庫なのです。

「そして知ったのです。このホテルのいたるところに、タイムトリップの扉が隠されていることを━━。横浜は、華やかなだけの港町ではありません。波乱万丈でミステリアス、扉の奥には、また別の扉があります」(本書プロローグより)

ぜひ皆さんも、優雅でちょっぴり知的な旅へお出かけください。