Pippilotta ピピロッタ:植物由来の原材料のみを使ったプラントベースフードのランチ。タコライス、ベジバーガー、バインミーとスパイスカレー(長野県上田市)
上田市街から「市民の森公園」に向かい、県道4号線を越えて、さらに少し進んだ左側に「Pippilotta ピピロッタ」さんがあります。昭和37年築の古民家の、ちょっとアートで個性的な外観が印象的です。
レトロな雰囲気の店内でいただけるランチは、「ピピロッタプレート」(+ミニスープ、ドリンク 1,500円)。タコライスか、ベジバーガーか、バインミーが選べます。
今日は、タコライスをいただきました。う〜ん、美味しい。ご飯と挽き肉のハーモニーが旨みを引き立てます。すると、店主の落合淳子さんが、
「でも、篠原さん、それ挽き肉じゃないんですよ。信州産大豆の高野豆腐をソボロにしたものなんです」
詳しく聞くと、ピピロッタプレートは、動物性ではなく植物由来の原材料を使い、食感や味などお肉や魚料理などを再現したプラントベースフードなのだそうです。
タコライスを食べ進めると、かかっているみまき豆腐の特製ディップのなめらかさがあいまって、旨みが広がります。さらには、いろいろな副菜が並んでいます。
・みまき豆腐のおからサラダ
・有機カブと新玉ねぎのマリネ
・人参ラペ
・みまき豆腐のオイル漬け
・ジャンボ椎茸とアスパラガスのグリル
それぞれ、いろいろな味が楽しめます。
「ヴィーガンの人、健康に気をつけている人、ヘルシー志向な人などのために、罪悪感がなくて満足感がある料理を提供しています」(落合さん)
食材は、東御市のたんぽぽyou農さんの野菜、上田市の丹野農園のお米・野菜、青木村の葉生里(ぱせり)ふぁーむの卵、自然食品の店のうのうから仕入れた調味料など、基本オーガニックなものを使っているそうです。
このタコライスの具をはさんだのがベジバーガーです。パンは、東御市のワイナリー「ヴィラデストワイナリー」で製造されて評判の「若林パン」のバンズで、もっちり食感と具との相性が抜群です。
バインミーは、ベトナムのサンドイッチですが、こちらもプラントベース。はさまれているのは、インドネシアの大豆発酵食品「テンペ」です。テンペは、その食感から「畑のお肉」とも言われているだけあって、食べ応え十分です。小川村の有機農家の大豆を使って安曇野市の「もたいテンペ」が作ったテンペを仕入れています。こちらのパンも若林パン。香ばしくて味わいがあります。
ピピロッタさんのもう一つの看板メニューが「本日のスパイスカレープレート」(ドリンク付1,400円)。今日は、「トマトとレンズ豆のカレー」と「有機ほうれん草とカシューナッツのカレー」のあいがけ(+100円)をいただきました。ルーは使わず、スパイスから作っているだけあって、トマトはさわやかでスパイシー、ほうれん草はマイルドでコクがあります。
食後のデザートは、すべてグルテンフリー。米粉やオートミール、かたくりなどで作っています。
コーヒーもオーガニック。ミャンマーのユワンガン産のコーヒーを、直輸入の人からフェアトレードで仕入れて、自家焙煎しています。
さて、店主の落合淳子さんの、今の生活のルーツを探ると、大学生時代の留学経験に行きつくそうです。
Pippilotta ピピロッタ
- 【住所】
- 長野県上田市芳田3713
- 【時間】
- 11:00〜18:00(ランチ14:30 LO)
- 【定休日】
- 水・木曜日、ほか不定休あり
- 【電話】
- TEL. 070-5583-5401
- 【Instagram】
- pippilotta_cafe