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KOICHIRO COFFEE(コイチローコーヒー):苦味酸味は控えめで、甘さと旨みを感じながらスゥーッと飲める優しい味の自家焙煎珈琲(長野県御代田町)

更新: / 公開: 2022年5月22日 / 文責:

2022年4月、御代田町役場のそばにある、カフェ、インテリアショップ、デリなどの複合施設「MMoP」(旧メルシャン軽井沢美術館)内にオープンしたばかりの「KOICHIRO COFFEE」さん。素敵にデザインされた空間に、スタイリッシュで洗練された建物が印象的です。

KOICHIROさんの自家焙煎豆をペーパードリップで淹れたコーヒーは、苦味酸味は控えめで、甘さとか旨みを感じながら、ストレスなく、スゥーッと飲めます。

「コーヒーの粉にお湯を注ぐとき、勢いがあって刺激があると味に雑味が出ます。なので、近くから細いお湯を、優しく乗せるようなイメージで注いで抽出しています。」

とは、店主の一戸翔太さん。

ちなみにブレンドは、コーヒー豆を焙煎した後にブレンドする「アフターブレンド」を採用。それにより、産地の個性を生かした輪郭のくっきりとしたコーヒーになるそうです。

《メニュー》
◆ハンドドリップコーヒー
◎KOICHIROブレンド(中深煎り)660円
コーヒーが好きな人も、ちょっと苦手な人も、美味しいと思える、酸味と苦味のバランス感のある定番ブレンド。ブラジルと(中深煎り)とエチオピア(中煎り)をブレンド。ブラジルらしいチョコレートのような甘み・香ばしさと、エチオピアの華やかでクリーンな果実感が合わさっています。
◎浅間ブレンド(深煎り)660円
雄大で威厳のある浅間山をイメージした、くせがなく、ほど良い苦味とすっきりとした甘みのあるブレンド。コロンビア・ブラジル・グアテマラを配合。カフェオレやアイスコーヒーにもよく合います。
◎エチオピア/イルガチャフィー 770円
お花のように優しく華やかな香りでフルーティー
◎エチオピア/グジ・ゲイシャ 2,000円
コーヒー発祥の地エチオピアのゲイシャ種。レモンティーのような爽やかさ)
◎急冷アイスコーヒー(浅間ブレンド)680
その場で淹れて急冷する香り豊かなアイスコーヒー
◆さくっとコーヒー(マシンによるドリップコーヒー)
◎さくっとHOT(中深煎り)M450円・L500円
◎さくっとICE(中深煎り)550円
◆そのほかのドリンク
◎カフェオレ(HOT/ICE)
630円
◎コーヒーフロート(長門牧場さんのアイスクリーム乗せ)
750円
◎ハーブティー(信州うらさとハーブ園さんの優しいレモングラスブレンド)
550円
◎アッサム紅茶(ten ten dotさんのベーシックで飲みやすいアッサムブレンド)550円
◎信州りんごジュース(りんご屋sukegawaさんの蜜が詰まったふじのりんごジュース)600円
◎早摘みぶどうソーダ(glasses farmさんの早摘みぶどうシロップを使ったさわやかなソーダ) 690円
◆軽食
◎ベーグルサンド(ヒトキトベーカリーさんの風味豊かなベーグルを使用)580円〜
◎ベイクドチーズケーキ(レモンが香る定番のベイクドチーズケーキ)450円
◎コーヒーゼリー・オアシス(オリジナルゼリーに長門牧場さんのアイスを添えて)780円 → 写真
◎クッキー2種(studio samboさんのチョコチップクッキーとピーナッツバタークッキー)300円

※ブレンドは、豆でも販売していて、下記の豆も販売しています。
◎なまけものブレンド(中深煎り)
優しく、心から「ほっ」とできるブレンド。アフリカ・ルワンダの、心の芯まで安らぐコーヒーをベースに、グアテマラの優しさ、ブラジルの安心感をプラスしています。「もうなにもしなくていいや」という日に、ナマケモノになって味わう一杯。でも、そんな時間がない人も飲めば、リラックスできます。
◎あさくまブレンド(深煎り)
「春の匂い」を感じるブレンド。インドネシア・マンデリンの滋味深い味わいと、エチオピアの爽やかさがあります。コーヒーの旨味がぎゅっと詰まっていて、クッキーやお菓子に合います。複雑な味わいが好きな人、個性派な人むけ。ちなみに、あさくまは「浅間山のくま」。

■コーヒー教室&店舗コンサルティング
カフェのほかに一戸さんは、コーヒー教室を開催しています。一般のお客様のほか、店舗経営のオーナーの方も受講していて、店舗開業に向けてのコンサルティングもしています。
◎受講1回3,500円

「毎日のコーヒーの美味しさがアップすると、けっこうな幸せ感がありますよね。それに、ちょっと美味しいコーヒーを飲むだけでもリラックスできます。」(一戸さん)

佐久穂町にある「カレー屋ヒゲめがね」の店主の豊田陽介さんも一戸さんの指導を受けたとのことで、酸味控えめ、コクと苦みが際立つ “マンデリン”が、スパイス感あふれるカレーとの相性抜群なのだそうです。
確かに、フレンチやイタリアンなどでも、食後のコーヒーにこだわって欲しいなとも思います

■コーヒーの味のルーツは愛知県
もともと、埼玉でデザインの仕事をしていた一戸さんでしたが、ある日、生活の中で突然に眠ってしまう珍しい病気「特発性過眠症」だということがわかり、座っている仕事が不向きだということで、立ち仕事である飲食業に転身します。
そんなときに、友達の誘いで愛知県へ移住。引っ越しの次の日に誘われた喫茶店のコーヒーが、とても美味しく、「同じコーヒーなのに、なんでこうも違うんだ〜」と感動! すぐにお店に連絡し、運良くアルバイトとして働けることに。それから3年と3ヶ月、マスター直々にハンドドリップの修行をみっちりしたのでした。この愛知のお店が、一戸さんのコーヒーの味のルーツなのです。
その後、見識を広げようと面接を受けた東京のカフェの会社の軽井沢のお店に転職し、その後に独立し、今に至っています。
ちなみに、店名の「KOICHIRO」は、一戸さんに昔ついた、あだ名なのだそうです。

■最新の焙煎機「煎っ太郎(いったろう)」
ここで最新情報! 最近、KOICHIRO COFFEEさんに新しい焙煎機が導入されました。富士珈機の「煎っ太郎(いったろう)」という機械です。「手廻し焙煎機の自由度をそのままに電動化した小型ロースター」とのことで、これで、これまで以上に美味しい豆を、需要に応じた量で提供できるようになったそうです。今後のKOICHIRO COFFEEさんへの期待がふくらみますね。

KOICHIRO COFFEE
  • 【住所】
    • 長野県御代田町馬瀬口1794-1 MMoP内
  • 【営業時間】
    • 14:00〜20:00
  • 【営業日】
    • 木・金・土・日曜日、祝日
  • 【電話】
    • TEL.0267-31-0521
  • 【ホームページ】