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【リラクオーレ通信】上田市で有機無農薬米を作っているなつみ農園さんにて、農業体験してきました。

更新: / 公開: 2011年9月29日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:

とんぼがたくさん飛んでいる気持ちのいい青空の中、上田市のなつみ農園さんの稲刈りに参加しました。私もなつみ農園さんの有機無農薬玄米を圧力鍋で炊いていただいていますが、つぶつぶ、もちもちして、とてもおいしいです。このお米がどのように収穫されているのか、レポートします。







今回の作業は、はぜかけと脱穀です。はぜかけとは、はぜ棒といわれる物干し台のようなものに稲穂をかける作業です。刈り取った稲穂を太陽にあてて干すことによって、水分を飛ばすだけではなく、美味しくなるんですね。干ししいたけや切り干し大根も太陽に干すことによってうまみが増しますものね。お日さまのパワーはすごい!

田んぼの中に組んだはぜ棒にどんどんかけていきます。この時バランスを考えないと、後々倒れてしまうことも。時折稲穂の水分量をチェックしながら、一週間くらいは干すそうです。しかしこれも天気頼みで、うまく晴れ間が続き、カラッとした湿度ならということなので、一概には言えないとのことでした。

午後は午前中とは別の田んぼで脱穀作業に入ります。一週間ほど干し、適切な水分量になった稲の茎から籾を取る作業です。ここは脱穀機を使っての流れ作業。ひとりがはぜ棒から稲束を外し台の上にのせ、もうひとりが脱穀機に投入します。

機械が進むごとに籾が袋にどんどんたまっていきます。しかし、みなさんのおなじみのいわゆるお米=白米になるまでには、もう二段階あります。この籾を精米所に持って行き、籾摺りをして玄米に、その後に搗(つ)くことによって白米となるわけです。

今日の田んぼは黄金色に輝く美しいものでした。しかし、この日を迎えるまでにはいろいろなご苦労が。有機無農薬のため夏の間の草取りが必須で、とても手間がかかるそうです。また今年は収穫シーズンに大きな台風が来て稲が倒れてしまったのも痛手だったとか。倒れてしまうと、機械での稲刈りがしにくくなってしまい、鎌を使って刈ることになるのですが、これも広い面積ですから、なかなか大変です。

自然の中で自然と対話しながらの無農薬のお米作り。手間暇かけ、心を込めて作付けされていることに頭が下がります。
安全でおいしい食べ物が作られている現場で充実した一日を過ごすことが出来ました。

近日リラクオーレでも販売予定です。乞うご期待!