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【上田映劇情報】地方の現実や暮らす人々の温かさを描いた“ほっこり”ドキュメンタリー『ひいくんのあるく町』上映&監督舞台あいさつ 12/2〜8

公開: ( ※ 古い情報です ) / 文責:

「僕の記憶の故郷には、いつも彼が歩いていた」。老舗の映画館・上田映劇の今回の作品は『ひいくんのあるく町』。人通りの少なくなった商店街を毎日歩き回る知的障害のある男性の暮らしを追いながら、地方の現実やそこに暮らす人々の温かさを描いた“ほっこり”ドキュメンタリーです。シャッター街をほのかに明るく照らす珠玉の47分! かつての町は今でも温かく、いつまでも優しい。
2017年の座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル・コンペティション部門入賞。4月に開催された地元上映会では1,000名以上の観客を動員し、圧倒的な支持を集めて全国劇場公開が実現しました。

■ひいくんのあるく町[2017年/日本/47分]
山梨県の甲府盆地の南にある市川大門。監督の青柳拓が生まれ育ったその地区では、ヘルメット姿の風変わりな男性がいつも歩いていた。その男性は商店街の店や人を手伝い、「ひいくん」と呼ばれて親しまれている。監督の叔父で、かつて商店街で電気店を営んでいた青柳正輝さんが撮影した写真に映る活気あふれる様子と比べて、現在の町の姿は様変わりしたが、ひいくんは変わらず町を歩き続けていた。弱冠23歳の新鋭、青柳拓監督のデビュー作。「これは滅多にない 楽しいドキュメンタリーです」(映画評論家・佐藤忠男)。

なんとなく考えながら町を歩いていました。大学でドキュメンタリー映画を制作するため、企画を考えていた時、僕は地元・市川大門にいました。明確な理由はなく、ただカメラを持って誰もいない商店街を歩いていました。
すると、いつものように「ひいくん」が歩いていました。幼い頃からなんとなく気になっていた人、友達と話してもみんな彼を知っています。「町長さんよりも有名人」と言われるほどの彼でしたが、彼が普段何をしている人なのか知っている人はほとんどいなかったのです。誰もいない商店街を、楽しそうに歩いている彼を見て疑問に思いました。「なんでこの人はいつも楽しそうに、歩き続けているのだろう!?」
ひいくんを追いかけて、町の今と昔を見つめ、彼の歩いた先々で出会う「人」との交流の中には、教科書には載っていない故郷のもう一つの歴史がありました。それは映画でしか表現できなかったものだと思うのです。(青柳監督)

詳しくは、公式ホームページ → コチラ

《監督の舞台あいさつ&甲府盆地の特産品販売》
上映を記念して、青柳拓監督の舞台あいさつが12月2日・3日11:40の回の上映終了後にあります。
また、上映期間中、映画の舞台である山梨県甲府盆地の特産品などの販売もあります。

☆1週間限定上映! 特別鑑賞料金1,000円です。
☆耳の不自由な方も映画を楽しめる日本語字幕付き上映が4日・8日に予定されています。

『ひいくんのあるく町』上映
  • 【日程】
    • 2017年12月2日(土)〜8日(金) ※7日は休館日
  • 【上映時間】
    • 12月2日・3日 11:40〜/4日〜6日 13:00〜/8日 13:50〜
  • 【料金】
    • 特別料金1,000円
  • 【会場】
    • 上田映劇(長野県上田市中央2-12-30)
  • 【上田映劇Facebook】
  • 【問い合わせ】
    • TEL.0268-22-0269

◆2018年1月7日(日)〜、松本CINEMAセレクトで上映されます。詳しくは → コチラ