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都会の元OL、信州移住で薪ストーブと出会う(1)〜出会い〜

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小鳥たちの声がにぎやかな日曜日の朝、夫は知人が主催する「木こり部」の集合場所へ出かけました。

「木こり部」は、間伐材を薪にして半分を希望者に販売し、半分を自分たちで持ち帰るという活動。メンバーには樹木に詳しい人がいて、まだ初心者の夫はそのかたから、安全な薪割りのコツを教えてもらっているところだそうです。

我が家は、夫も私も都会の企業でサラリーマンを長く続けてきました。出身は田舎ですが、勤務年数の長さから言うと完全に都会の人間です。信州へ引っ越してくる前は、品川区、中央区、港区などに住んでいました。

そんな中、軽井沢への転居を決意し、新築物件を購入した際に、出会ったのが「薪ストーブ」でした。標高1000mに位置する軽井沢の夏はクーラーがなくても過ごせますが、その反面、冬の寒さは半端ではありません。電気や燃料に頼っていては、大変な出費になってしまいます。そこで、どんな家電製品より強力な出力を誇る薪ストーブの出番という事になるのです。

ちなみに我が家の薪ストーブは、購入した物件に既に備え付けられていたもので、若干小ぶりのクラフツバリー(ハースストン社)というものです。少し短めの30センチカットの薪しか入れる事が出来ませんが、それでも十分に家を暖める事が出来る、優秀なストーブです。

しかし・・・その優秀な性能を実感するまでには、元OLがまったく想像していなかった幾多もの困難が立ちふさがっていたのでした。
(つづく)

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コラムニストのプロフィール :

8年前に軽井沢へ移り住み、今は少しだけWebプランニングのお仕事を請け負いながら、家族と緑の中のスロー・ライフを楽しんでいます。 お勤め時代は、グラフィック・デザイナーを経て、外資系IT企業や日本の航空会社のマーケティング・コミュニケーション部門で仕事をしていました。 増えていく情報、複雑化していくシステム。それらを静かに受け止めながら、ゆったりとした「自分の時間」を作る事を心がける毎日です。その中で、ふと気がついた事を綴っていきたいと思っています。

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