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【うつわの店 醉器の作家さん通信】“彫紋”による独特のフォルムが心に響く躍動感を生むマシュー・ソヴヤニ(Matthew Sovjani)さん in 軽井沢

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醉器2軽井沢銀座の先にある「うつわの店 醉器」さんで取り扱いを始めた新しい作家さんのご紹介です。

今回はマシュー・ソヴヤニ(Matthew Sovjani)さん。アメリカ合衆国オハイオ州のコロンバス芸術大学で陶芸を学んだ後、1995年に来日し、笠間と益子の2か所の工房で修行。現在は独立して、栃木県益子町に工房があります。

着物や木彫り、漆器など日本の美術工芸の影響を受けているという彼の作品の特徴は、“彫紋”という作品を立体的に見せる技法で、表面の凹凸に釉薬がたまったり流れたりして彫刻のように表現されています。“波紋”“刻線紋”など、その独特のフォルムには、心に響く躍動感があります。

醉器3「世代にわたって受け継がれる手仕事とは、とても大切なものなのです。それら手仕事は、人の力のみではなく、土や火、火や風の自然の力と共にあるのです。様々な事柄が私の陶器制作にアイデアを与えます。日本の陶磁器の歴史や自然の美しさから影響を受ける事もたびたびです。益子の田舎に住みながら、日々の身の回りで変化する草花から山の様子まで私にインスピレーションを与えます」(マシュー・ソヴヤニ)

うつわの店 醉器