アフリカンダンス、キャンプファイヤー、マルシェ……、夏休みの思い出をつくりながら未来のことを考える「2014トランジション夏まつり」開催 @上田市・市民の森公園 8/30・31
皆さんは「トランジション・タウン」ってご存知でしょうか。
パーマカルチャーおよび自然建築の講師をしていたイギリス人のロブ・ホプキンス氏が、2005年、イギリス南部デボン州の小さな町トットネスで立ち上げ、現在、イギリス全土はもちろん、欧州各国、北南米、オセアニア、そして日本と世界中に広がっている草の根運動です。
トランジションの意味は「移行」なんですが、何から何への移行かと言えば、「過度に石油などの化石燃料に依存した社会経済システム」から「自然との共生を前提とした持続可能な社会経済システム」への移行なのだそうです。
と、一見、普通によく聞く提唱ではあるのですが、実は、事は思っている以上に深刻で、より切迫した状況に今はあるとのこと。
その理由は2つ「気候変動」と「ピークオイル」です。
気候変動とは、日本では、「地球温暖化」という表現の方が一般的で、その対策の重要性は、皆さんも感じている通りです。 そして、もう1つ理由「ピークオイル」は、まだあまり馴染みのない言葉ですが、石油がピークを迎えるっていうこと? 石油などの化石燃料の生産がピークを迎え、将来に枯渇してしまうという想像はでき、不安にはなりますが、実は、ピークオイルは、その石油の枯渇を言っているのではないようなんです。
問題は、石油の供給がピークに達したと認識された時点から、需要とのギャップが拡大し始め、石油価格は急騰します。それも、桁違いの規模で。すると、現在の安い石油価格を前提としている社会経済システムは崩壊してしまいます。つまりピークオイルとは「安い石油」がなくなってしまうことであり、石油の枯渇という遠い未来の出来事ではなく、明日にでも起こりうる近い将来の話なのだそうです。
そして、トランジション・タウンとは、その移行を速やかに実現し、持続可能な暮らしのための街づくりのことです。
そこで、持続可能な暮らしづくり地域づくりを進め、トランジション・タウンの実現を目指している全国の人たちが上田の森に集い、この活動に興味関心を持つ大勢の皆さんと交流を深めようというイベント「2014トランジション夏まつり」が開催されます。
アフリカンダンス、夕食作り、夕食交流会、キャンプファイヤー、マルシェ、おやきづくり、そば打ちなどなど、夏休みの楽しい思い出をつくりながら、ちょっとだけ皆で、未来の暮らしを考えてみるのもいいのでは! 誰でも参加できますよ(申し込み制)。
- スケジュール(予定)
- 8月30日(土)
10:00~ 物販、飲食、展示、ワークショップ、ステージイベントなど
13:00~ オープニングセレモニー
「サブニュマ&ママサブ」によるアフリカンダンス&太鼓の演奏
14:00~ オールトランジションミーティング
17:00~ 食事つくりスタート
18:00~ 夕食交流会
19:30~ キャンプファイヤーを囲んで夜の交流イベント
- 8月31日(日)
7:00~ お目覚めラジオ体操(朝ヨガ)~朝のお茶~
8:00~ ワークショップ、ステージイベント、シェアリング、物販など
13:00~ フィナーレ
- 8月30日(土)
リラクオーレから、あまてるさん(マクロビごはん、スイーツ/31日のみ)、あっさんぶらーじゅさん(わんことみんなの自然なおやつ)、コトバヤさん(古本&コーヒー)、手作り石けんmakomokoさんが出店します。
2014トランジション夏まつり
- 【日程】
- 8月30日(土)~31日(日)
- 【場所】
- 上田市・市民の森公園(長野県上田市芳田3780-65)
- 【参加費】
- 大人1日1,000円(2日間1,500円)/大学・高校生1日500円/中学生以下無料(大人同伴)
- 【宿泊料金】
- 大人1,200円/小・中学生550円/幼児無料(男女別2段ベットの相部屋)
バンガロー宿泊/大人5人1棟6,300円 ※テント持ち込み無料
- 【申込み】
- こちらの申し込みフォームより(締め切り7月31日)
- 【問い合わせ】
- email hidden; JavaScript is required (堀) / 090-2678-6005(河野)