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タイの歓楽街から始まる逃避行を日本人監督が描いた『バンコクナイツ』5日間限定で上映中 @上田映劇 〜10/4

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上田映劇にて5日間限定で上映中なのが『バンコクナイツ BANGKOK NITES』。あまり描かれることの無かった移民を題材に地方都市の現状を描いた前作『サウダーヂ』で話題を集めた映像制作集団「空族」の富田克也氏が監督・脚本を手がけた日本・フランス・タイ・ラオスの共同製作の映画です。バンコクの歓楽街で働くタイ人娼婦と日本人の男たちが織り成す、失われた楽園を取り戻すための旅を描いたロードムービー。第69回ロカルノ国際映画祭「若手審査員・最優秀作品賞」受賞作です。

◾︎バンコクナイツ BANGKOK NITES[2016年/日本・フランス・タイ・ラオス/182分]
テーマは「娼婦・楽園・植民地」。今までカメラが入り込むことができなかった、バンコクの日本人専門の一大歓楽街タニヤでの撮影を敢行し、更にはバンコクからイサーン(タイ東北地方)、そしてラオスへの、総移動距離4000kmを優に超える撮影が行われた。
昭和の匂い漂う日本式ホステスクラブがひしめく夜の町を舞台に、イサーンの伝統音楽モーラム、ルークトゥン、プア・チーウィットに乗せて、そにに蠢く怪しい日本人たちの欲望と“アジアの中の日本”にとっても他人事でない「楽園の真実」を描く。
監督の富田克也氏が主人公の恋人役を演じている。
〔ストーリー〕
バンコクにある歓楽街タニヤ通り。タイの東北地方イサーンから出稼ぎに来て5年になるラックは、現在は人気店「人魚」のトップにのぼりつめ、ヒモの日本人男性ピンを連れ回し贅沢な生活を送る一方で、故郷の家族に仕送りをしていた。
ある晩、ラックはかつての恋人である元自衛隊員オザワと5年ぶりに再会する。オザワは、今では日本を捨てバンコクで根無し草のようにネットゲームで小銭を稼いでいた。二人は、それぞれの思いを胸に秘めながらバンコクを離れ、ラオスとの国境にあるラックの故郷ノンカーイへ向かう。古来、国境紛争に翻弄され続けたイサーン。物語はその雄大な“イサーンの森”の闇の奥へ、舞台はやがてラオスへと、かつてインドシナを深く抉ったベトナム戦争の癒えぬ傷を映しはじめる―。
監督:富田克也/脚本:相澤虎之助、富田克也/音楽:スラチャイ・ジャンティマトン、アンカナーン・クンチャイほか
キャスト:スベンジャ・ポンコン、スナン・プーウィセット、富田克也、伊藤仁、長瀬伸輔ほか

詳しくは公式ホームページ → コチラ

『バンコクナイツ BANGKOK NITES』上映
  • 【日程】
    • 2017年9月30日(土)〜10月4日(水)
  • 【時間】
    • 13:30〜16:33
  • 【料金】
    • 一般1,800円/大学生1,500円/小〜高校生1,000円/シニア(60歳以上)1,100円/幼児(3歳以上)900円/レディーズデー(毎週水曜)1,100円/メンズデー(毎週木曜)1,200円
    • ※そのほか各種割引あり・詳しくは → コチラ
  • 【会場】
    • 上田映劇(長野県上田市中央2-12-30)
  • 【上田映劇Facebook】
  • 【問い合わせ】
    • TEL.0268-22-0269