スリリングな心理サスペンス! イラン映画『セールスマン』上演中!! 2017年アカデミー賞®︎外国語映画賞受賞 @上田映劇 〜9/28
上田映劇で上演中の映画の一つは、2017年アカデミー賞®︎外国語映画賞に輝いたイランの作品『セールスマン』。受賞式当時、トランプ政権による入国制限命令が敷かれるなか、アスガー・ファルハディ監督と主演女優アラネ・アリドゥスティが、それに抗議したことでも話題になり、世界の注目を集めた作品です。
また、現在、上田街中演劇祭が始まっていて、9月末から本格的に上演されますが、この映画の劇中では、アメリカの劇
作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台シーンが随所に挿入され、映画に豊かな奥行きを与えています。
◾︎セールスマン[2016年/イラン=フランス/124分]
監督は、イランの名匠アスガー・ファルハディ氏。これまでの作品で、ベルリン国際映画祭金熊賞・銀熊賞、カンヌ国際
映画祭女優賞を受賞し、本作でもカンヌ国際映画祭脚本賞・男優賞をW受賞しました。
本作は、「事件をきっかけにゆるやかに理性をかき乱されていく夫婦の葛藤を軸に、登場人物たちの思惑がスリリングに絡み合う心理サスペンス」とされています。
〔ストーリー〕
小さな劇団に所属し、「セールスマンの死」の舞台に出演中の夫婦。夫は教師をしながら妻とともに俳優としても活動している。ある日、引っ越したばかりの自宅で、夫の留守中に妻が何者かに襲われ、二人の穏やかだった生活は一変する。事件を表沙汰にしたくないと警察への通報を拒否する妻の態度に納得できない夫は、自分自身で決着をつけるべく、ひそかに犯人探しを続ける。演劇と犯人探し、夫婦の感情のズレがスリリングに絡み合い、やがて物語は思わぬ展開を見せる。
監督・脚本:アスガー・ファルハディ/出演:シャハブ・ホセイニ、タラネ・アリシュステティ
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