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辺野古、高江、宮古島など沖縄の様々な現実と島々の豊かな文化を伝える映画『標的の島 風かたか』上映中! @上田映劇 〜7/6

公開: ( ※ 古い情報です ) / 文責:

続々と魅力的な映画が上映されている上田映劇で現在、上映中なのが『標的の島 風(かじ)かたか』です。辺野古の新基地建設、高江のオスプレイヘリパッド建設、宮古島・石垣島のミサイル基地建設や自衛隊配備など沖縄の様々な現実と島々の自然と歴史が育んだ豊かな文化を伝えます。

2016年6月19日、沖縄県那覇市。米軍属女性暴行殺人事件の被害者を追悼する県民大会で、稲嶺進名護市長は言った。「我々は、また命を救う“風かたか”になれなかった」。「風かたか」とは風よけ、防波堤のことだ。
沖縄県民の8割の反対を黙殺した辺野古の新基地建設、全国から1000人の機動隊を投入して高江で強行されるオスプレイのヘリパッド建設。現場では多くの負傷者・逮捕者を出しながら、激しい抵抗が続く。さらに宮古島、石垣島でミサイル基地建設と自衛隊配備が進行していた。
なぜ今、先島諸島を軍事要塞化するのか? それは日本列島と南西諸島を防波堤として中国を軍事的に封じ込めるアメリカの戦略「エアシーバトル構想」の一環であり、日本を守るためではない。基地があれば標的になる、軍隊は市民の命を守らない——沖縄戦で歴史が証明したことだ。だからこそ、この抵抗は止まない。この国は、今、何を失おうとしているのか。映画は、伝えきれない現実を観るものに突きつける。(公式ホームページより)

そんな現実を描く監督は『標的の島』『戦場ぬ止み』の三上智恵さん。でも、彼女が映画で見せるのは、激しい抵抗や衝突だけでなく、歌い、踊り、咲き誇る文化の力!  それは新たなる希望なのです。

エイサー、パーントゥ、アンガマ、豊年祭。先祖から子孫へと連なる太い命の幹、権力を笑い飛ばし、豊穣に歓喜する農民の誇りと反骨精神。島々の自然と歴史が育んだ豊かな文化がスクリーンに咲き乱れる。そして、県民大会で古謝美佐子が歌う「童神」、辺野古のゲート前でかき鳴らされる三線の音色。
高江のテントで「兵士Aくんの歌」を歌う七尾旅人のまわりには全国から駆けつけた若者たちの姿があった。この一年で安全保障政策を大転換したこの国で、平和と民主主義を守る闘いの「最前線」はどこか? それに気づいた人々が、今、沖縄に集まっているのだ。(Facebookより)

「標的の島」とは、沖縄のことではない。それは今あなたが暮らす日本列島のこと!

■標的の島 風かたか
監督:三上智恵/プロデューサー:橋本佳子/撮影監督:平田守
製作年:2017年/上映時間: 119分/配給:東風

『標的の島 風かたか』上映
  • 【期間】
    • 2017年6月24日(土)〜7月6日(木)
    • ※6/30は休館日、7/1・2は休映
  • 【時間】
    • 6月29日まで ①10:30〜12:30 ②16:00〜18:00
    • 7月3日〜6日 ①18:20〜20:19
  • 【会場】
    • 上田映劇(長野県上田市中央2-12-30)
  • 【問い合わせ】
    • TEL.0268-22-0269