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珠玉の名曲とともに民族や宗教の壁を軽やかに越える音楽映画の傑作「タレンタイム 優しい歌」絶賛上映中! @上田映劇&長野ロキシー 〜6/22・7/8〜21

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素敵な映画を発信している老舗劇場・上田映劇で現在絶賛上映中なのが、マレーシア映画『タレンタイム 優しい歌』です(〜6/22)。その後、長野市の長野ロキシーでも上映されます(7/8〜21)。

♩歌ってごらん 笑ってごらん すべてを越えて 心は届く♩
この映画の監督は、今は亡き伝説のヤスミン・アフマドさん。1958年7月1日生まれの彼女は、母方の祖母が日本人。2003年に監督デビューし、国際的にも注目を集めましたが、本作を発表後、脳内出血により緊急入院し、51歳で急逝しました。活動期間はわずか6年。その間に残した長編は6本でした。
彼女が遺した映画は多民族国家マレーシアを映しだし、マレー語・中国語・タミル語など言語も複数使われ、民族や宗教が異なる人々が登場します。彼女は様々な人々が混在する世界をそのまま肯定し、民族や宗教の壁を軽やかに越えるヤスミン・ワールドともいうべき世界を描きだしたのです。
その遺作であり、最高傑作と名高い本作品は、完成後8年間、日本各地で自主上映が続けられ、各界から絶賛の声が上がり、今回、初の劇場公開となり、全国で上映が始まりました。物語は、様々な民族が入り混じるマレーシアを舞台に、ある高校で行われる音楽コンクール“タレンタイム”に挑戦する生徒たちを描いた青春群像劇。数々の名曲に彩られ、民族や宗教の違いに葛藤にしながらも、懸命に生きていく姿を儚くも瑞々しいタッチで描いた音楽映画の傑作です。(以上、公式ホームページ および 上田映劇Facebookから抜粋編集)

《ストーリー》
ある高校で、音楽コンクール“タレンタイム” (マレーシア英語=学生の芸能コンテストのこと)が開催される。ピアノの上手な女子学生ムルーは、耳の聞こえないマヘシュと恋に落ちる。二胡を演奏する優等生カーホウは、成績優秀で歌もギターも上手な転校生ハフィズに成績トップの座を奪われ、わだかまりを感じている。マヘシュの叔父に起きる悲劇、ムルーとの交際に強く反対するマヘシュの母、闘病を続けるハフィズの母…。マレー系、インド系、中国系…民族や宗教の違いによる葛藤も抱えながら、彼らはいよいよコンクール当日を迎える…。(公式ホームページより)

詳しくは → 公式ホームページFacebook

この映画の魅力の多くを担っているのが音楽であることは間違いない。予告に流れる2曲を聴いただけでも劇場に足を運びたくなるのでは? ドビュッシーとバッハという選曲も光る! 個人的には、1982年に全米放送開始のTVシリーズ『フェーム/青春の旅立ち』を思い出しました。

上田映劇上映
  • 【期間】
    • 2017年6月10日(土)〜22日(木)
    • ※11(日)は休映。16(金)は休館日。
  • 【時間】
  • 【会場】
    • 上田映劇(長野県上田市中央2-12-30)
  • 【問い合わせ】
    • TEL.0268-22-0269
長野松竹相生座・ロキシー1・2上映
  • 【期間】
    • 2017年7月8日(土)〜21日(木)
  • 【時間】
  • 【会場】
    • ロキシー1・2(長野市権堂町2255)
  • 【問い合わせ】
    • TEL.026-232-3016