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木曽郡上松町「赤沢自然休養林」: 森林浴発祥の地!樹齢300年の森を駆け抜ける列車とともに、フィトンチッドを浴する

更新: / 公開: 2016年5月12日 / 執筆:

皆さん、ゴールデンウィークはいかが過ごされましたでしょうか?今年は祝日の並びがよく、大型連休となった方も少なくないのではないでしょうか。

信州での休日といえば、まずイメージとして浮かぶのは「山」や「高原」あるいは「森」というような単語になるのではないかなぁ、と思います。もちろん、「そば」と「温泉」もありますけどね。

赤沢自然休養林このGW中に私が訪れたのは今人気の力士、御嶽海の出身地でもある木曽郡上松町にある「赤沢自然休養林」です。たどり着くまでの山道は長くて細くてクネクネ(クルマで行けます)でしたが、美しい川の流れを眺めながら走ればそれほど苦にはならない程度の “Long And Winding Raod” です。

そんな山道を抜けて「赤沢自然休養林」に到着。森に入ると、明らかに主(あるじ)は木樹であり、私たち人間は完全に訪問者、というオーラが木々から放たれており「お、おじゃましまぁ〜す…」とひとこと言いたくなります。森の中は、肌に触れる空気の感触が外界とはまるで違っていて、マイナスイオンが溢れ出てきているかのような涼やかさがあり、木の精霊の息づかいが聞こえてきそう。。そんな独特の空気感がある場所なので、「森林浴」という言葉がここで生まれたというのも納得です。

赤沢自然休養林のSLまた、「赤沢自然休養林」のもうひとつの目玉が、かつて木材を運搬するために敷設され、廃線になった路線を、1987年に観光用として復活させた「赤沢森林鉄道」です。

この鉄道ができる前は、森の中を流れる川の流れを利用して切り出した木材を運び出していたそうなのですが、ダムの建設が始まると川による運搬が難しくなったため、この森林鉄道が敷かれたとのこと。当時は蒸気機関車を使っていたそうで、その機関車も展示してあります。

赤沢自然休養林のディーゼル機関車現在の観光列車に使われているのはディーゼル機関車ですが、樹齢300年という木々のなかを鉄道で走るという経験はとても新鮮でした。客車は窓のないオープンな造りで、伊勢神宮に使われている御用材を切り出した跡なども見ることができます。

森林内にはトレッキングコースもあり、多くの方がトレッキングを楽しんでいました。私は短めのコースを歩きましたが、身体は少々疲れても、気持ちの方がとても休まるので、日々の疲れも取れたような気がします。たぶん、これがフィトンチッドの効果なのでしょうね。

赤沢自然休養林
  • 【所在地】
    • 長野県木曽郡上松町
  • 【開園期間】
    • GWから11月初旬まで

コラムニストのプロフィール :

リラクオーレでは、主にウェブサイトの企画・制作・運用・管理をやっています。 色々と不安の多い時代ですが、私たちがより安心して生活していけるよう、インターネットを利用して何か出来れば、との思いから、篠原氏と共にこのリラクオーレを立ち上げました。 普段の日常生活で使う身近なものや食品などをどう選ぶか、何に対してお金を使えば社会にどのような影響が及ぶのか、そんなことを少し気にしながら日常生活を送ることで、社会は少しずつ変わって、いずれ私たち一人ひとりの生活に跳ね返ってきます。 そして、持続可能な変化は足元から起こるような気がしているので、私たちが日常をより安心して生活していくために役立つ情報を提供していきたいと思っています。

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