トップ >

ごはんやハレノヒ。:野菜・玄米・豆・雑穀……、体にやさしい、ゆるやかなマクロビオティックは、彩り鮮やかで味わいが楽しい(長野県佐久市)

更新: / 公開: 2011年9月17日 / 文責:

佐久平駅から国道141号線を南下、ヤマダ電機の信号を左折してすぐにある多目的ホール「なんだ館」の1Fに「ごはんやハレノヒ。」さんがあります。
店内は白壁が明るく、ウッディなテーブルやイスでナチュラル感いっぱい。天井が吹き抜けなので、とても開放感があります。壁には、小枝や蔓、花などが可愛らしくあしらわれていて、心が和みます。

ここは、肉・魚・卵・乳製品などの動物性食品は使わず、米・豆・野菜などの植物性食材で調理する玄米菜食のお店です。いただいたのは日がわりランチプレート(850円)。
今日は、もちもち玄米ご飯に、大豆ミートの唐揚げSOYカレーマヨ、さくさく大根カツ、カボチャのフリッタータ、切り干し大根のカルボナーラ、根菜のりんごチリソース、 むらさき大根のなます、Pinkピーツのポテサラの7品、これに、大根の蒸しスープが付いています。

運ばれてきたときに思わず出た言葉が「キレイ!」。彩り鮮やかで、とっても幸せな気分になります。
大豆ミートの唐揚げは、まさに鶏肉の唐揚げそのものの食感と味で、 玄米ご飯が進みます。大根って、カツにしても美味しいんですね〜。フリッタータは、カボチャの甘みとクミンと味噌による味付けがオリジナルな美味しさ、カルボナーラの濃厚な味と優しい甘みは豆乳とニンニクによるものでした。

「季節的に野菜のない時期ってあるんですが、そんなときに活躍するのが乾物なんですよね。例えば、大根を天日干しした切干大根。新鮮な大根の旨みに太陽の恵みをギュッと閉じ込める、そんな自然が凝縮された味は格別ですよね」と店主の岩崎亜希さん。

このように、一つのプレートの中に、繊細な味から濃厚なものまで、いろいろな味わいがあるので、舌がそれを楽しんでいるんです。そして、肉や魚を使わない野菜中心であるにも関わらず、食べ応え十分で、しっかりとお腹が満たされました。
なのに、カロリーは約600カロリー前後というのですから、女性や、ちょっとお腹周りが気になるお父さんには、うれしいですよね。
「どうしてもお肉や魚中心になりがちな私たちの生活。週に1回でも2回でも、身体に優しいものを食べて、負担を減らしてあげてはいかがでしょう」と岩崎さん。

ほかにも、「1日分の野菜カレー」(850円)は、季節の野菜を重ね煮して、野菜の水分だけ煮込んでいるので、自然の旨みが凝縮しています。そして、こちらも焼き野菜やサラダなどでボリューム満点。
さらに冬限定!! 「かぼちゃの豆乳リゾットプレート」(850円)も、心と身体もポッカポカになると評判です。
いずれも、ひとくちデザートとドリンクのセットが1,000円、3種のデザートとドリンクのセットは 1,500円です。

おやつの時間帯には、おしゃべりに利用したり、カウンター席があるので、ちょっとの休憩に気軽に立ち寄ることもできますよ。

味に満足、満腹感に満足、そして低カロリー

ハレノヒさんの食事の基本はマクロビオティック。つまりは、肉・魚・卵・乳製品などの動物性の食材を使わないというものですが、でも、あまり厳格にとらえず、ゆるいマクロビにしているそうです。そして、何よりの基本は美味しく、楽しいこと。
「動物性の食材を取りすぎると、どうしても身体は酸性に傾きます。そのバランスを整えてくれるのが、中庸の野菜とか玄米、雑穀、それから味噌などなんですね。
でも、それより基本的に私は、とにかく野菜や玄米などの味が大好きなんです。肉や魚に負けない立派な料理の主役! それを、いかにアレンジして美味しい料理に仕上げるかが、私の仕事です」と店主の岩崎さん。
そうなんです。確かに、日がわりランチプレートは美味しい! 野菜や雑穀たちが、こんなにもいろいろな味を楽しませてくれるのかとビックリします。しかも、十分にお腹がいっぱいになるんです。マクロビあなどるなかれです。
味に満足、満腹感に満足、それなのに身体にやさしく、しかも、カロリーが低いとなれば、メタボのお父さん、ダイエットが気になる女性には強い味方といえますね。

その岩崎さんは朝、お父さんが畑で作ってくれた野菜をはじめ、いろいろなルートから入ってきた食材を見ながら、今日のランチプレートを、どうアレンジしていくのかを考えます。まさにインスピレーションの勝負なのです。
マクロビと聞くと、雑穀とか豆とか、茶色いイメージがありますが、ハレノヒさんの料理は彩り豊か。それもそのはず、岩崎さんは、専門学校から8年間、花屋さんの経験があるのです。
「ブライダルなどのとき、季節の花でテーブルを飾ったりしていたんですが、それと感覚は似ていますね。プレートの中に、どう緑を配置すればいいのか、華やかな色の食材をどう生かせばいいのかなど感覚で決めています」
野菜や穀物は、なるべく農薬を使っていないものや地域の顔の見える生産者の方から提供してもらっているとのこと。少しでも農薬を減らすことは身体にもやさしく、負担が軽減されます。

スイーツメニューも充実!  昼下がりのおしゃべり会にどうぞ

ランチの終わった昼下がり、あるいはおやつの時間など、お母様方のおしゃべりタイムにいかがでしょう。また、カウンター席もありますので、男性でもフラッと休憩に立ち寄っていいかもしれません。
おとうふのティラミス(400円)、おとうふのチーズケーキ(450円)、おとうふのチョコレートケーキ(400円)、豆乳アイスクリーム(350円)、豆乳カスタードプリン(300円)、本日の米粉マフィン(200円)などのナチュラルスイーツが用意されています。

飲み物は、大麦を使ったノンカフェインのコーヒー風飲料こくもつコーヒー(400円)、こくもつコーヒーとモコモコの豆乳ホイップのラテ豆乳ラテ(500円)、てづくりジンジャーエール(400円)、りんごシュカッシュ(300円)、ソイチャイ(450円)、オーガニックオレンジスパイスティー(400円)、オーガニックマンゴースパイスティー(400円)、てづくりジンジャーティー(400円)です。

キッズメニューもありますよ~。

ナチュラル感覚な店内の小売スペース

白壁が明るく、ウッディでナチュラル感いっぱいの店内は、テーブル3つ12席に、カウンター5席。天井が吹き抜けなので、とても開放感があります。

適度なお店のスペースは、花里さんとお客様がお話をする機会を作り、その距離をグッと縮めたそうです。
そんなお話の中でのお客様、とくにお母様方の関心事は、もっぱらレシピ。この美味しくて健康的な食事を家で再現できないかということです。
「やはり皆さん、ご家族の健康を気づかっておられるんでしょうね。隠すこともないので、細かな分量まで書いてお渡ししたりすることもあるんですよ。なぜ、白糖ではなく甜菜糖を使うのかなどのお話をしたりすると、納得していただけるみたいです」と岩崎さん。

ただ、そんな甜菜糖や自然食レシピでは一番人気のソイミートなどの特別な食材を提供してくれるお店は限られています。そこで……!
ハレノヒさんでは、くるまふやマメカラ(大豆たんぱく)、おからこんにゃく(カルビのような食感)などといった自然食の食材を小売するスペースを設けているので、食事をして、その気になったお母さんのやる気をサポートできるのだそうです。
月1回のペースで、料理教室も開いているので、情報をチェックしてみてください。

また、お子様にその日のおやつをなんていう人のために、お持ち帰りのお菓子も用意しています。

よもぎ桜マフィン、バナナとオートミールのスコーン、しょうがとシナモンのポカポカクッキー、野菜の塩ケーキ、オートミールとプルーンのクッキー、アボカドとレモンのマフィンなど、季節の食材を生かしたメニューの中から日替わりで2~3種類が並びます。

自身の経験と温かな心遣いから生まれたハレノヒ

岩崎さんが料理を始めたきっかけは、ご自身が体調をくずされたからなのだそうです。
精神的なことから、食べることが怖くなり、胃にポリープができたり、婦人系の病気にもなり、しばらく苦しんでいたとのこと。そんなとき、友達が「ご飯の力を借りて体を治してみたら」と玄米菜食(マクロビオティック)を教えてくれました。そして、半信半疑ながらも1年半続けたら、体調が元に戻っていたのです。
「具合が悪かった頃は、気持ちもギスギスしていたのに、穏やかになったんです。何かもめごとがあっても、感情的にならず一歩引いて落ち着けるようになりましたね」

もともと飲食店を開く夢があった岩崎さんは、この経験を生かしたお店を開きたいと、自然療法の第一人者といわれる東城百合子先生の料理&健康教室(あなたと健康社主催)に通いました。その後、マクロビをカフェにしている鎌倉のお店で修行。そこで教わったことは、マクロビの食卓をいかに楽しくできるかということでした。
こうして、開店のための心と技術の準備はできたのですが、やはり、若い女性がお店を出すには、いくつものハードルがありました。
そんな折、高校時代にバイトをしたとき、娘みたいに可愛がってくれた佐久市安原の「焼肉ハウス田園」のご夫婦に相談したところ、「まずは腕だめしに、昼間、お店を使ってみたら」となり、その焼肉店の店舗をお昼の間だけ間借りして、2011年1月にハレノヒさんの第一歩が始まったのでした。
「本当に感謝しています。その心遣いがなかったら、一歩を踏み出せなかったと思います。多くの方との出会いから生まれたハレノヒ。大切にしていきたいですね」と岩崎さん。

それから約1年。少しずつお客様の輪が広がっていくなかで、現在のお店がスタートしたのでした。

お店からのヒトコト

野菜だけでもお腹が満腹になり、ココロも満足するような、ワクワクする料理を目指しています。ちょっとしんどいな~って感じる日、エネルギーをチャージしたい日、なんだか笑顔になりたい日に立ち寄ってみてください。

私も野菜を作っているんですが、よく農家さんが、「自分が野菜を育てているわけではない。お手伝いをしているだけだ」と言っていたことが印象に残っています。太陽と水と土の力で野菜はどんどん育ってくれて、自分たちは、ちょっと手を入れるだけだというのです。そのとき、「太陽はすごい!」って思ったんです。そんなことからも「ハレノヒ」と名付けました。

私が、珍しい野菜、例えばコールラビとかの種を手に入れて、父に作ってもらっているんですが、「なんだこれ」と言いながら、けっこう楽しんでくれているみたいです。そんな野菜や雑穀が持つ豊かな味わいを、もっと子どもたちに知ってほしいと思います。
イベントにも出店しますので、見かけたら声をかけてくださいね。
(店主・岩崎亜希)

webサイト http://www.slow-style.com/detail/free_page.cfm?cl_id=1045
電話番号 0267-78-3155
住所 佐久市岩村田2329−1 佐久なんだ館1F
営業時間 9:00~18:00(LO.17:00)
※ 9:00~ 物販・買い物のみの営業/ランチ11:00~ごはんが無くなるまで/土曜日はランチ終了次第Cloce
定休日 日曜日
駐車場 あり