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お野菜懐石 & organic cafe manaya安曇野(旧ゆるカフェ日和manaya):古民家でいただく心と手間暇かけた懐石コースで、くつろぎの時間を過ごす(長野県安曇野市)

更新: / 公開: 2014年7月28日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:
ゆるカフェ日和manaya」さんは、安曇野市に移転し、「お野菜懐石&organic cafe manaya安曇野」さんとして、2018年6月12日より営業されています。
店舗住所:安曇野市堀金烏川1528-1
TEL.0263-31-0901
時間:11:30〜16:00
《主なメニュー》
◎季節のお野菜懐石コース(昼) 3,000円/(夜) 5,000円(3日前までの完全予約制)
◎Manayaごはん 1,800円
◎安曇野お野菜テンペ丼 980円
◎季節のお野菜かき揚げ丼 980円  /ほか
☆お店は、なんと築200年にもなろうという大きな古民家。その包み込むような威厳のある佇まいの中に、温かさと懐かしさが同居して心和みます。
◾新店舗については、改めてリラクオーレで紹介いたします。

松本市の国道19号線・野溝交差点から南西に少し行くと閑静な住宅地があります。その中に溶け込んでいる隠れ家的なお店が「ゆるカフェ日和manaya」さん。 うかがった時はちょうどランチタイム。お店の素敵なドアを開けると、やさしい笑顔で奥様の太田ひまりさんが迎えてくれました。

早速、週替わりの「ほっこりmanayaランチ」(ランチプレート+ご飯+味噌汁・1,200円)をいただきました。そのランチに、前菜として季節の2品が付いた「ゆったり御膳」(1,800円)は、旬の味わいが楽しめますよ。

運ばれてきたランチプレートを見て、思わず出た言葉は「キレイ!」でした。彩りも鮮やかに、まさに絵のような一皿。それもそのはず、旦那様でシェフの勉さんは、横浜から長野に移り住んで日本料理の世界に入り、長年にわたり和食の道を歩んできた方なんです。

今日のプレートは、白菜の春巻き、ごぼうの二身揚げ、ごぼうの梅煮、大根もち、カリフラワーのあちゃら漬け、里芋の田楽、切り干し大根のアラビアータ、紅しぐれ大根の甘酢漬け、じんばそうの酢の物、さつまいもきんとん、かぼちゃサラダ、自家製ニンジンドレッシングの野菜サラダの、なんと12品。ご飯は酵素玄米か季節のごはんから選べ、味噌汁は、味噌玉にして菌を増やすという古式製法で作った味噌を使っています。

ゴボウ揚げは、香ばしくて柔らかいのに歯ごたえもあって豆腐ベースの餡とよく合います。大根もちは、ねっとりモチモチほんのり甘めで、ほんのり大根の味がして旨し!  春巻きは、濃厚でしっかりとした味でご飯が進みます。基本的にマクロビオティック+ベジタリアン・ビーガン料理ではありますが、勉さんの日本料理の技が随所に活かされていて、その優しく繊細な味わいに、大いに舌が喜んでいます。

また、紅しぐれ大根、海藻の一種でヌメリのあるジンバソウ(神馬草)、ビーツなど、ちょっと珍しい食材に出会えるのもうれしいですね。

この日の前菜2品は、豆腐のみそ漬け燻製カリフラワーとキャベツのスープでした。お米や野菜は基本的にオーガニックなので安心安全です。

肉や魚、乳製品を使っていないのに、本当に美味しくお腹も十分に満たされるので、どんな人でも普通にいただけます。だから、お客様には近くのサラリーマンやOLの方も多いのだとか。

「私たち家族も、玄米菜食にしたらアトピーや肥満が治ったり、感情の起伏が少なくなって心が穏やかになりました。食事によって体質改善され、心と身体が楽になるということを知ってもらうきっかけにでもなればうれしいですね。」(ひまりさん)

ウッディで落ち着いた雰囲気の店内は、小さな庭を眺められる席をはじめにテーブル席16席、お子様連れでも安心な8畳の和室があり、ゆったりと過ごすことができます。また、貸しギャラリー・スペースもあって、個展や展示販売・教室・ワークショップなど、お店のコンセプトに共感していただける人に利用してもらっているそうです。

さて、そんなmanayaさんの現在のトレンドは、むすび農園さんの「にんじん100%ジュース」(500円)。松本市中山の大自然で育った人参の果実のような濃厚で自然な甘みが特長だそうです。それともう一つが「オリジナルブレンド ハーブティー」(500円)です。生命力の赤(クコの実・紅花・ローズヒップ・ハイビスカス・カレンデュラ 他)、再生の黄(ローズマリー・レモンバーベナ・エルダーフラワー・マージョラム・ヒース 他)、浄化の青(ブルーマロー・ジュニパー、バジル・レモングラス)の3種があります。

そんな二人が大切に取り組んでいるのが「ヘンプ(麻)」。ヘンプは、日本では昔から衣料や食として、ごく自然に生活の中に取り入れられていて、今、その成分である必須脂肪酸オメガ3、オメガ6が注目されたりしています。料理の中に麻の実やオイルを取り入れたり、「オーガニック・ヘンプ・ビール」も用意しているそうです。また、麻の実は販売もしていて喜ばれているのだとか。

最後に、どうして「manaya(まなや)」なのかいうと……、日本では神様にささげるお供えを「神菜(まな)」と言い、ハワイでは「大宇宙の力」を意味し、キリスト教では神から与えられる恵みとされ、また、愛弟子など「愛する」という使われ方もするように、「マナ」にはいろいろな意味があるとのことでした。ちなみに、一番下の息子さんのお名前は「まなと君」。

うーん、改めて「manaya」って、素敵な名前なんですね。

お店からのヒトコト

料理人生活30年。業界に長くいて、大量の食べ残しを見るたびに、自然破壊や食材の質、儲け主義、飽食など、いろいろと考えさせられ、結果、お店の開店を決意しました。日本料理のほかにイタリア料理やフランス料理も少し経験したので、それを今に生かしたいと思っています。
マクロビオティックを勉強してから、食材にこだわるようになったし、また「食事を替えると人生が変わる」と言われますが、確かに私も昔よりも明るく積極的になった気がしますね。

太田勉

お年寄りからOLさん、ママさん、サラリーマンの方など、いろいろななお客様がいらっしゃって穏やかな雰囲気を作り上げてくださっています。
人が生きていく上で大切な「命」にとって大切な情報、私自身が知りたい、楽しそうだなという情報を「一緒に聞きませんか?」というスタンスでお届けしていきたいと思います。

太田ひまり

webサイト http://yurucafebiyorimanaya.jimdo.com/
電話番号 0263-31-0901
住所 松本市野溝木工1-6-56
営業時間 11:30~17:00(ランチタイム11:30~15:00)
駐車場 5台(いっぱいでも「帰らないで~」とのこと。お問い合わせを)
定休日 日・月曜日(臨時営業あり)