【ヒトノユメ通信】会場ではヒトノユメ展の準備が始まっています。
9月に入って資材の搬入も始まり、いよいよ展示会場である長野県上田市の笠原工業常田館製糸場での本格的な準備が始まりました。
笠原工業さんの敷地に入ると中庭では、トンカントンカンと、展示用の小屋を建てているところでした。
さて、現在の作業拠点となっている倉庫では、白井ゆみ枝さんをはじめ、数名のスタッフさんがもくもくとそれぞれの作業を続けていました。この日は平日だったのですが、休日だとボランティアスタッフの数も増えて、さらに賑やかになるのでしょうね。
この倉庫は、これまでに東京・徳島・愛媛と開催されてきた、ヒトノユメ展のアーカイブを展示する会場になるそうで、現在の作業はその会場作りが中心。ここに小さな家のような展示スペースをいくつも作って、それぞれの家にこれまでに展示されてきた作品の原画や詩、白井さんが書き綴ってきたブログの記事などが展示されるとのこと。発泡スチロールを巧みに使った小さな家は、壁を積み上げている作業の最中。最終的にはこれに屋根がつきます。
また、かつて社員さん用の食堂があったという建物の中には、鉄製のフレームと布で出来た大きなドームがドーンと建てられていました。う〜ん、よくこの中にこの大きさのものが建てられたなぁ、と感心してしまいます。この中にグルっと白井さんの絵が飾られるそうです。この中に照明が焚かれ、このドーム自体が大きな行灯のようになるそうなので、日が落ちてからも面白そう。その様子も以後レポートできればと思っていますので、乞うご期待。建物の外から窓を覗き見ても、なかなか不思議な光景で面白いですよ。
というわけで、まだ準備も始まって間もないヒトノユメ会場の様子をサラッとお伝えしました。ここ笠原工業常田館製糸場には、比較的近くに住んでいながら、私自身もはじめて足を踏み入れたのですが、ウワサ通り建物自体もとても素敵です。
ヒトノユメ展のスタートは9/21。開催期間中には、作品はもちろん、重要文化財の建築も楽しんでみてくださいね。