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【リラクオーレ通信】飯田市の化石燃料ゼロハウス、「風の学舎 (まなびや) 」

更新: / 公開: 2010年11月27日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:

うえだ環境市民会議の自然エネルギー視察研修で、化石燃料ゼロハウス、飯田市にある風の学舎(風のまなびや)を見学してきました。

手作りで4年の歳月をかけて作った素敵な建物です。家の素材はすべて土に帰るもの。ゴミゼロの家でもあります。

屋根には太陽光発電。座敷には薪ストーブといろり。お餅焼いたり、鍋をつるしたりできそうです。台所には竈がありました。羽釜で炊いたご飯は美味しいんだろうな〜
壁には付けたばっかりのソーラーウォールも。
(ソーラーウォールとは壁にあたって温められた空気を部屋の中に送る暖房設備)

トイレは雨水利用。裏庭にはATOのウッドボイラーが設置されています。
焼却炉のようになんでも燃やせそうです。

「風の学舎」という名の通り、庭には風力発電の風車もありました。
でも立地のせいなのか、あまり発電は出来ていないようで残念です。

しかし、こうした火を身近に感じる建物があるのはいいですね。
いろりを囲みながらのおしゃべりとか、竈で料理するとかね。
利便性と関係なく、火がある生活ってわくわくしますものね。

信州は森林資源も豊富にある土地ですから、北欧などで見られる木質バイオマス利用のセントラルヒーティングなどの仕組みができるといいですね。

大概の人にとって住宅とは大きな買い物。
これを地域の材や人が作ることは地域経済の活性化になるし、
土に帰る素材は産廃を出さない。
住み方を考えることは、生き方を考えることになるんだと思います。