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暖炉・薪ストーブのヤマショー:遠赤外線による輻射熱の暖かさで、おひさまに包まれている感覚! 25年の経験と責任施工で安心&燃焼効率アップ(長野県上田市)

更新: / 公開: 2013年2月6日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:

ヤマショーさんは、薪ストーブの販売・施工専門店です。そのヤマショーさんに友人が、注文した部品を取りに行くというので、一緒にうかがうことにしました。
まずは、友人の家へ。1階のキッチン&リビングの奥に、前後に長いコンパクトなサイズの薪ストーブが設置されています。北欧デンマークの老舗メーカーSCAN(スキャン製のシガータイプと呼ばれるものだそうです。
築100年になろうかという古民家をリフォームしたという友人の家は、なかなか気密性が高いとはいえない(懸命に断熱材を施したそうです)のですが、それでも、部屋の中は十分に暖かく、それも、やんわりと身体を包んでくれる優しい暖かさです。これで寒い信州の冬を快適に過ごしているのだとか。

ユラユラと燃える炎を見ていると、とても気持ちが癒されて、しばし、ゆ~ったり。「さあー、行くよ」という友人の声に、しぶしぶストーブから離れました。

上田市下之条にあるヤマショーさんのショールームにおじゃますると、社長の山口長武さんが出迎えてくれました。とーっても優しそうな社長さんです。
店内では、同じSCAN製のモダンなスタイルの大きなストーブが赤々とした炎を揺らめかせていました。広めのスペースですが、とても暖かく、それに、やはり、やわらかく自然な暖かさです。

「そうなんです。薪ストーブの暖まり方は・・・化石燃料を使用する石油ファンヒーターとは暖かさの質が違うんですよ。
ファンヒーターは、ヒーター内で暖められた空気を放出し、また暖めて放出しを繰り返して、空気だけを暖めるのですが、薪ストーブは、いわゆる遠赤外線を発して、それが、柱や梁、家具などに当たると、分子が運動して熱が発生して暖かくなるんです。これを輻射熱と言います。こうして、暖まったストーブ本体と柱などに触れている空気も暖められて部屋全体が暖まります。だから、広いリビングでも場所による温度差が少なく、身体全体が暖かさに包まれている感覚なんですね」

と山口社長。

お店には、ほかにも、デンマークのmorso(モルソー)ノルウェーのjotul(ヨツール)など定評あるメーカーのストーブがたくさん並んでいるのですが、よく見ると、どれも、その煙突が太く、しっかりとしているのが印象的です。

「よく、気付いていただきました。そう、薪ストーブの能力を引き出すのは煙突なんです。極端に言えば、その80%は煙突の良し悪しで決まると言っても過言ではないんです。そして、その基本となるのが、二重断熱煙突です。 
シングルの煙突は、冷たい外気が伝わって煙突内が冷えるため、暖かい煙の上昇(ドラフト)がスムーズでなくなり、ススやタールが付着したり、水(木酢液)が垂れたりします。不完全燃焼になって煙道火災にでもなれば命に関わりますよね。そこで頼れるのが二重断熱煙突! 排気される煙を高温に保つことで、燃焼効率が上がり、ストーブも傷まず、それによって煙突掃除のサイクルが長くなります。
ヤマショーでは、軽量で断熱性能も優れたスーパーウールを使用した信頼のおける二重断熱煙突を標準としています」

と社長の言葉にも力が入ります。しっかりと燃焼しているからこそ、嫌な臭いやススけた感じがしないんですね。

ほかにも、不純物を再燃焼させるクリーンバーン(CB)と呼ばれる機能だとか、地球温暖化を防ぐカーボンニュートラルについてとか、薪ストーブに関わる興味深い話が続くのですが、その間も、ホント心地よい暖かさに包まれているんです。とにかく、一度、この心地よさを味わいに、ぜひショールームにお出かけになることをオススメします。きっと、その違いを五感で感じることができると思います。
美味しいコーヒーを用意していただけるそうですよ。

癒しの炎とインテリアとしての役割。快適な環境と安全を提案

上田市下之条は県道77号線沿いにあるヤマショーさんの上田本社・ショールームは、ハーフティンバー調の壁とレンガがレトロな雰囲気を醸し出すイギリス様式の趣ある外観が目印です。

店内のテーブルに通され、淹れたてのコーヒーをいただきながら、社長の山口さんは、しばらく友人と打ち合わせ。その間、私の横にあるスタイリッシュな薪ストーブの赤々と燃える炎を、しばし見つめていました。すると、やっぱり落ち着くんですよね~。気持ちが安らいでいくのが分かります。
「いいですよね~、薪ストーブ」と、しみじみつぶやくと、突然、山口社長が振り返り、

「そうでしょう。薪ストーブって暖房ですよね。室温を上げるための道具。でも、私たちは薪ストーブから、もっといろいろなことを貰っているんです。炎を眺めていると、皆、なぜか懐かしさと癒しを感じます。それは、太古の昔から、火の恩恵を受け、お付き合いをしてきたからかも知れません。また、室内のインテリアとしても大きな役割も担っています。さらには、ストーブで煮炊きをしたりピザを焼いたり、洗濯物を乾かしたりもします。つまり、ただ室温を25度にするだけの道具ではないんですよね」

確かに私もそう思います。快適という点で言えば、想像していたような何か嫌な臭いとか、ススけた感じは、まったくしません。

「そうなんです。逆に、ショールームから家に帰られてから、石油ストーブを付けたり消したりしたときの臭いが気になったというお客様も多くいらっしゃいます。また、薪ストーブは結露がほとんど発生しません。柱など木材への刺激も少ないので、家の健康にもつながっています」

家の中で、あれだけの火が燃えていると、なんだか危ない気もするんですが、その点についても社長は、「薪ストーブは重量感からも倒れにくく煙突によってある程度は固定されているうえ、密閉された構造のため、扉を開けたり不用意に給気口を開けたりしなければ炎が飛び散ることはあり得ないので、離隔距離(壁から離さなければいけない距離)を守った設置をしていただければ火災の危険性は低いです。ただし、後に述べますが、煙突の不具合による火災はありますので、信頼のおける業者に頼むという注意が必要です」とのこと。まずは、安心です。

ヤマショーさんは、松本市和田に松本オフィスがあります。

おひさまと同じ、やんわりした暖かさを感じる秘密は輻射熱

ショールームに来て、しばらくすると、身体がの奥からポカポカと心地よくなってきました。この感覚、何かに似てるなーと思ったら、そう、よく晴れた日、縁側で日向ぼっこをしているときの、あのまったりした感覚と同じなんです。そんな話を山口社長にすると、
「そうおっしゃる方、多いんです。でも、あれだけ、遠くで輝いている太陽の光が、どうして暖かいか分かりますか?」と、突然の質問。
そういえば、気温が低い日でも、日向で太陽の光を浴びていると暖かく、日陰に入ると寒く感じます。でも、いくら高温で燃え盛っている太陽でも、地球までの距離はあんなにあるのですから、熱が直接は届いたりはしないよなー。

「太陽から届く光の中にある遠赤外線と呼ばれる波長が物質に当たると、その物体の分子を振動させ、そこに熱が発生します。だから、太陽光が当たった地表の温度は上がり、私たちも暖かいと感じるんです。この現象を“輻射熱”と言います。これに対し、物質の接触によるものを伝導熱、暖められた物体が上昇して入れ替わることを対流熱と言います」

ふむふむ、そうだったんだ~。でも、それと、薪ストーブって、どうつながるの?

「実は薪ストーブも、火によって暖められた本体が遠赤外線を、より効率的に放射します。そして、柱や梁、家具などに当たると、そこの分子が運動して熱を発生します。つまりは、輻射熱です。試しに、薪ストーブで暖めた室内の柱や家具に触ってみてください、温もりを感じるはずです。もちろん、人間も同じで、身体の表面だけでなく、内部から暖まってくるんです。
遠赤外線は均等に伝わっていくので、場所による温度差を生じることなく部屋が全体的に暖まります」

そうかー。よく“身体の芯から暖まり、包み込まれるような温もり”と表現される秘密は、そこだったんですね。

地球温暖化を防ぐカーボンニュートラル

脱原発が叫ばれる中、地球温暖化の対策である二酸化炭素削減も待ったなしの状態が続いています。薪を燃やすというストーブですから、そんな点も気になって社長にお聞きすると「カーボンニュートラル」という概念を説明してくれました。
カーボンは炭素、ニュートラルは中立という意味なので、意味的には「環境中の炭素循環量が中立」ということです。どういうことかと言うと……
薪ストーブは、当然、薪を燃やします。すると、二酸化炭素(CO2)が発生します。いけませんねー。でも、薪である樹木は、その成長過程で大気中にある二酸化炭素と水を吸収して大きくなるので、燃焼時に排出される二酸化炭素は、そのとき吸収したものを吐き出したに過ぎない、つまり、大気中の二酸化炭素の総量は変わらない、増えない、というのがカーボンニュートラルという考えです。

ということは、薪ストーブがもっと普及をし、燃料である薪の消費が増えれば、その需要に応えるための植林がされ、森が育つことで、吸収される二酸化炭素が増え、結果、大気中の二酸化炭素は削減されることになります。

「薪ストーブは、環境負荷の低い暖房器具であるどころか、地球温暖化防止の一端も担っているんですー」と社長の語気も強まっています。

ストーブの燃焼効率が上がる安全な二重断熱煙突

先ほど、安全性のお話の中で、煙突の不具合による火災ということを社長がおっしゃっていたので、詳しく聞いてみました。

「そうですねー。以前、新聞にこんな記事が載ったんです。『1月の1か月間に3軒もボヤがありました。オーナーさんは月に1回ずつ欠かさず掃除をやっていたのに何故?』。でも、実は、そもそも煙突掃除が必要であるということが残念なことなんですね。この煙突は、たぶんシングルでしょうから、煙突を二重断熱煙突にすることで、煙突掃除の必要がなくなり、火災など、いろいろな心配も解消されます」

二重断熱煙突とは、文字通り筒が二重になっていて、内筒と外筒の間に断熱材が入っているのに対し、シングル煙突は、筒が一重のものです。
そもそも煙突は、薪ストーブから出た煙を屋外に排気するのが役目です。で、その仕組みは、暖まった煙が外気の冷たい空気より軽いため、煙突を伝って上へと昇っていくという自然現象を利用しています。この上へと昇る力を「ドラフト」と言います。
このドラフトは、煙突が外部の熱を遮断して煙が高温に保たれ、冷たい外気と触れる煙突の出口との温度差があればあるほど強くなってスムーズに煙が排出され、ストーブの燃焼効率が上がります。このため、薪ストーブにとって二重断熱煙突は欠かせないのだそうです。
シングルだと、どうしても煙突内の煙が冷やされてしまい、ドラフトが低下します。すると、煙突内が結露してススやタールが付着し、また、水がたれたりもします。つまり、煙突掃除を必要とすることになります。これは、ストーブにとって優良な状況ではなく、むしろ火災の要因にもなり得る状態というわけです。煙臭くて近所迷惑と言った話は、この煙突の不具合によるところが大きいとのこと。

特に長野県のような寒冷地は、外気との寒暖差の大きさを有効に活用すれば、非常に効率的な燃焼を促す反面、逆になれば、安全上、非常に危険な状況にも陥ってしまうという、裏腹な面がありますよね。

ということで、ヤマショーさんでは、信頼ある二重断熱煙突を標準にしています。
加えて、ヤマショーさんがオリジナルで作成しているストーブジョイントや鳥が入らない煙突トップも併用することで、安全で快適な薪ストーブライフをサポートしてくれます。詳しい仕組みは、ぜひショールームで実物を見ながらお確かめください。

快適な薪ストーブ生活! "安全のコスト"とは?

「ところで……」と少し小さな声で切り出した山口社長。

「最初から、あまり言いたくはないのですが、でも、肝心なことなので言っておきます。生々しい話ですが、薪ストーブ本体は20万~60万円ぐらい。でも、実は、二重断熱煙突にすると、標準的な施工でも50万円ぐらいはしてしまうんです。あわせれば約100万円ということになります。シングル煙突なら、半分以下でできますけどね」

そうかー。しっかりとしたものにすれば、やはり、それなりの金額にはなるんですねー。

「25年ほど前にこの仕事を始めた頃には二重断熱煙突がまだ珍しく、数軒はシングル煙突で工事させていただいたのですが、結果的にはユーザーさんにあまり喜ばれませんでした。現在、主流の二重断熱煙突だと、ゆっくりとユラユラした炎でよく燃えるし、上手く燃えるから空気の調整もしやすいためストーブ自身が傷みません。また、煙突掃除のサイクルも長くなるなど、快適な薪ストーブ生活を手に入れることができます。さらに、一番大切なのは安全です」

最近、薪ストーブが、ちょっとしたブームです。そして、このデフレ状況。ホームセンターに行けば、ビックリするほど安い薪ストーブもあります。その良し悪しは別として、怖いのは、煙突も簡単になってしまうことだそうです。それは煙突の構造だけでなく、工事をセルフで行う素人工事がまかり通ってしまう危惧もあります。不完全な施工による火事も起きていますし、炉内での不完全燃焼による煙臭さなどの不快も生じます(元来、薪ストーブは、不完全燃焼中毒は起こらない構造になっています)。

だからこそ快適な薪ストーブ生活の決め手は「煙突」! なんですね。安かろうは悪かろう! そのあたりについて、しっかりとした提案をしてくれる業者さんを選ぶ必要がありますね。
そして、もし、新築を計画している方は、家づくりのトータルの予算の中に薪ストーブを組み込んだほうが、負担の分散になるような気がするんです。そのあたりの相談にも理解をしてくれる工務店さんとの出会いもまた必要ですね。

最近は、こんなケースも……。薪ストーブ本体は国産を購入し、煙突はヤマショーさんというものです。
もちろん、薪ストーブ全体の安全向上のため、喜んで引き受けているそうですよ。

責任施工とアフターフォロー

ヤマショーさんのショールームには、耐熱グローブやアッシュクリーナー、ケトル、あるいは、薪割り用の斧など、薪ストーブライフを充実させるグッズも取り揃えられています。そして、さらに壁の結構なスペースにディスプレイされているのが、チェーンソー! そりゃ、木を切るという意味では関連あるかもしれませんが、何も、そこまでは……、と思ったら、実はヤマショーさん、もともとはチェーンソーを始めとする林業機器の会社だったんです。そんな中、いずれ林業の活性化にもつながるであろう薪ストーブの販売を始めたのが1988年のことでした。

「薪ストーブって、ただ取り付けておしまいというものではないですよね。その後の使い方、手入れの仕方、薪の入手等、お客様の薪ストーブライフのすべてに関わるパートナーであることが求められます。それが、私たち専門店の役割だと思っています」

と言葉を噛み締める山口社長でした。

例えば、薪ストーブの大きさ一つとっても、部屋の広さに対して大きすぎるタイプを設置してしまうと、暑すぎて困るということになるのだそうです。そう、薪ストーブに関しては、大は小を兼ねるが通用しないんです。暑いからといって薪の数を減らすと不完全燃焼を起こしてしまいます。
だから、ヤマショーさんでは、新築住宅の場合は図面などで確認。既存住宅の場合は必ずお客様の家を訪問して、それぞれのお宅にふさわしいタイプを選んで提案しているのだとか。

また、アフターフォローとして、いちばん心配なのは燃料、つまりは薪の調達についてだと思いますが、それこそヤマショーさんでは、林業関係の皆さんとのつながりの中、薪ストーブを設置していただいたお客様へ万全なサービスをお届けできる体制を整えているそうです。
気になる金額ですが、ご自分で薪割りもしてみたいというような様々な状況にもよって、ほかの燃料と、対等に比較ができるレベルには抑えられているとのことでした。

最後に、甚大なる被害をもたらした東日本大震災を受けて、防災への関心が高まっています。とくに石油・電気というインフラが止まったとき、この厳冬の信州では生死に関わります。そんな不測の事態に備えて、少なくとも暖をとることと煮炊きができる薪ストーブの設置を検討してみるのは、賢い選択かもしれませんね。

お店からのヒトコト

宮崎駿監督のアニメ映画『ハウルの動く城』で、城を動かしていたのは火の悪魔カルシファーでしたが、人間も火を扱い、調整することができます。これって、すごいことですよね。炎を楽しむ生活って、実は、それだけで贅沢なことかもしれません。

でも、こと暖房ということになると、日本は、あまり先進的とは言えないと思うんです。この寒い日本で、灯油缶に灯油を入れ、マッチをすって暖をとるいうスタイルが平均的だといいうことに、ハンガリーの方がびっくりしたという話も聞きます。

なかなか今の日本では、家づくりの際に、家の暖房計画をしっかりと立てるなどということもなく、中には、まったく暖房に触れない工務店さんもあるほどですが、とくに寒冷地である信州では、家づくりの話を暖房から始めてもいいのではないかとも思うくらいです。

そんなとき、一声かけていただければ、どこへでも参上いたしますので、よろしくお願いいたします。

代表取締役社長・山口長武

上田本社・ショールーム
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松本オフィス
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電話番号 0263-87-0303
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