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Cafe & Ristorante  A’dagioアダージオ:森の傍らのイタリアン! 自然食材と繊細ソースの幸せハーモニー。ワンちゃんもご一緒にどうぞ (長野県軽井沢町)

更新: / 公開: 2011年4月28日 ( ※ 古い情報です ) / 文責:

軽井沢駅からスーパー・ツルヤさんに向かって進み、新幹線の高架の手前の信号を左折、100mあまり行った浅間大橋の手前の左側の建物がカフェ&リストランテ「アダージオさん。

壁面を含めた全体がウッディで、ナチュラルテイストいっぱいのお店は、背後にある、こんもりと茂った森とベストマッチング。軽井沢のさわやかな自然と調和しています。

白壁の店内は、どこか地中海を思わせる落ち着いた大人の雰囲気。席は8テーブルほどですが、大きなガラス窓があるので、開放的に感じます。
テラス席では、季節折々に、軽井沢の青い空、さわやかな風を感じながら、ゆったりと極上の時間を過ごすことができます。うれしいことに、ワンちゃんも大歓迎とのこと。いっしょに楽しいひとときを過ごせますね。

ある日の昼下がりに訪れていただいたのは、ランチAコース。有機野菜のサラダと前菜、パスタ料理(5種類から選択)、ドルチェ、飲物で2,200円(税込)と、かなりリーズナブルです。選んだパスタは、開店時から多くのファンを持つ定番メニューの「渡りカニのトマトクリームソース・スパゲティーニ」。カニの風味とトマトの酸味・甘味、芳醇なチーズが織り成す濃厚なソースにパスタがからまり、絶妙のハーモニーを奏でます。
前菜の盛り合わせが5品になるBコースは3,700円(税込)、そこにさらに、地物野菜のバーニャカウダー or 前菜盛り合わせ6品、信州産牛フィレ肉のタリアータ仕立て or 本日入荷鮮魚の料理のCコースは5,000円(税込)です。
《ランチで選べるパスタ料理の例》
◎渡りカニのトマトクリームソース・スパゲティーニ
◎小海老とインゲン、ジャガイモの自家製バジルジェノバ風・リングイーネ
◎夏野菜のグリル、スゥイートトマトの冷製パスタ・ホワイトバルサミコ酢風味 生ハム添え
◎軽井沢インゲン、イタリア産ポルチーニ茸パルミジャーノチーズの五穀米リゾット
◎信州ポークと季節野菜のトマトソース・スパゲティーニのルーコラ添え

こちらで使う野菜や米、ハーブは、浅間山麓にあるシェフの中山正樹さんの実家の田や畑で採れた安全で新鮮なもの。また、春にはフキノトウ、6月には高峰高原の山ウド、夏から秋には地元産のキノコなど、季節の味わいも地元・天然ものにこだわっています。

アダージオ」は音楽用語ですが、元々イタリア語で「ゆっくり、ゆったり」
といった意味。ちょっと遅めのランチを、ちょっと時間をかけて味わう。忙しい毎日、心を落ち着かせて、本来の自分を取り戻したり、前に進むために、そんな時間を作ってみるのもいいのでは……。

素敵な夜のためにディナーコース8,200円があり、アラカルトにも対応しています。

繊細ソースと食材が織り成すハーモニー

2002年の旧軽井沢のお店の開店以来、多くの皆さんの好評を得、人気メニューになっているのが「渡りカニのトマトクリームソース・スパゲティーニ」。わざわざ京都から定期的に食べに来る人もいるそうです。

たっぷり入ったカニの風味とトマトの酸味・甘味、そして芳醇なチーズが、それぞれ自分を主張しながらも融和し、濃厚でオリジナルな味わいのソースとなり、パスタがからまって、皿全体が絶妙な味のハーモニーを奏でます。
その美味しさに、思わずパンでソースをすくって食べ、皿が真っ白になりました。

シェフの中山さんは、フランスで修行の後に帰国、たまたま手伝った料理店で出会ったイタリア料理に惹かれ、イタリアへ渡って修行をしたそうです。また、チーズの専門家である「フランスチーズ鑑評騎士ジュヴァリエ」の称号も得ています。
この経歴が、フレンチをベースに、チーズの特性を生かしたイタリアンというアダージオ・スタイルを生み出しているのです。

「フランス料理をベースにチーズを加えた濃厚ソースの絡み、食材が織り成す味の調和みたいなものがアダージオの特徴かな。プラス自然で新鮮な土地の食材を組み合わせています」 (中山さん)

 

新鮮・安全な地元野菜と山菜・キノコの旬の味わい

ランチのCコースにつく「バーニャカウダ」は、野菜などを温めたソースにつけて食べるイタリア料理。こちらのソースは、アンチョビ、牛乳、オリーブ油、黒胡椒で作ります。そのソースにチーズを溶かし、アスパラやパプリカ、ニンジン、ミョウガ、軽井沢特産のモロッコインゲンなどの野菜をつけて食べるのですが、ふくよかな味わいのソースが野菜を包み込み、その味をより豊かにし、サラダとはまったく別物の料理になっています。

こちらで使う野菜や米、ハーブは、地元産の安全で新鮮なもの、そして、もちろん魚介類にもこだわっています。
「海のない長野県ですが、だからこそ新鮮な海の幸と、安全・安心の地元の幸との出会いを演出したいんですよ」と中山さん。

また、春にはフキノトウ、6月には高峰高原の山ウド、夏から秋には近隣の山で採れるキノコなど、旬の味わいにもこだわっていて、季節ごとのメニューが用意されています。

秋の季節にいただいたのは「信州産ポークと茸(しめじ、舞茸、マッシュルーム)のトマトソーススパゲティーニ・ルーコラ添え」。ポーク自身にスパイシーな味付けがされているのですが、ほんのり甘味を感じるんです。トマト味は酸味というよりコクがあり、まさにスパゲティーの王道といった感じです

でも、残念ながら季節限定です。ただ、それで、いいのかもしれません。季節の味を楽しみに、その季節を待つ。それが食の本来の姿なのですから。皆さんが来店したときに待っているのは、どんな旬の料理なのでしょう。

お店からのヒトコト

パスタは種類も多く、同じパスタでも、表面がザラザラしたものにはしっかりしたソース)、ツルッとしたものにはオイル系といった具合に、合わせるソースが違ってきます。ソースとパスタのバランスを考える、パスタは組み合わせの料理といえますね。そんな味のハーモニーをお届けしたいと思っています。

このたび、中軽井沢に新築オープンの運びとなりました。新店舗は、以前に比べて開放的な空間を演出しています。これまで以上に、より多くの皆さんと、そして、よりフランクなお付き合いができる、そんなお店を目指していきたいと思います。地域の方にも、たくさん来ていただきたいですね。よろしくお願いいたします。

オーナー・シェフ 中山正樹

webサイト http://www.adagio-karuizawa.com
電話番号 0267-41-0228
住所 〒389-0111 長野県軽井沢町長倉2792-2
営業時間 11:30~14:00 / 17:30~20:30(LO)
定休日 木曜日